悲しみの果てに  君は何を見た?
今度教えてください

千切れてしまった  二人の契りに
問い掛けた
「夜明けに咲いてた  あの綺麗な花は
何色だったのか?」

ねぇ  いつまで夜の中で
迷子になっていれば良い?
誰かが必要としてくれるのならば

カタチにならない  この気持ちを今
吐き出していく
まだ暗闇に居る  僕の唄声は
届いているのだろうか?

きっとズダズダになり
声が枯れても歌い続けるだろう
あの日君と見られなかった朝を迎えるまで

カタチにならない  この気持ちを今
吐き出していく
まだ暗闇に居る  僕の唄声は
届いているの?

悲しみなの果てに  君は何を見た?















                                                           蜉蝣


夜  見上げた空  不機嫌な僕は彼を探してる
今は裏側にいる  赤く燃える優しい太陽

いつも不自由だと
嘆いてただけど其処には此処には
本当の自由が  隠れてた事に気付いたよ

風に吹き消された
当たり前たと思ってた現実
そう  ただ「信じてた」
それが無くなった不安
消せるのは自分しかいない

今は
叫ぶ事しか僕には出来なかった疑い続けた
笑ったフリをして強がった姿だけ見せた
だけど君にはいつでも被害者ぶって見せた
教えてよ本当の僕は
どんな人どんな顔をしてるの

前が見えず
叫ぶ事しか僕には出来なかった疑い続けた
いつも見返りを求め過ぎて君を傷付けてた
いつしか太陽が背を向け遠ざかっていった
この手でこの指で
この夜を壊せたらこの苛立ちは

暗く狭いこの部屋でいつも頭を抱えていた
入り口には
もう戻れはしない出口を探し続けよう















寒い夜には  互いの体温分け合った
近付き過ぎて  何かを見失った
言葉に囚われて  心を無視していた
気付けばただの  一人よがりさ

あぁ  見ない  フリをしていた
君に  送るよ  この唄を

あの時に帰る事が出来るのならば僕は
君を冷たい雨にさらす事なく
心の傘広げて君を守れただろう

あぁ  見ない  フリをしていた
君に  送るよ  この唄を
あと  どれ位  時間が経てば
君を  思い出に出来るのか?

あの時に帰る事が出来るのならば僕は
君を冷たい雨にさらす事なく
心の傘広げて

消えた君の足跡を追ってみても
ただ虚しくて
その先には色の無い憂鬱だけが
存在していた
憂鬱だけが