近所では今日やっと蝉時雨の音が止みました。
蝉の子供は地中で5年程過ごし、やっと地上に出ても1週間でその一生を終える・・・。
そう子供の時に習いました。
蝉の一生は何て儚いのだろうか・・子供の頃から大人になってもそう思っていました。
映画「八日目の蝉」を初めて観た時に・・蝉が八日生き続けた時、仲間は既に7日目で寿命を全うしていて自分だけ八日目を迎えた蝉は倖せなのか?不幸なのか?
いまだに自分の中で答えを見出せないテーマのひとつになっています。
邦画の中で自分の心を揺さ振られた一番の映画は? そう問われたら・・。
「八日目の蝉」 そう答えます。
ここでは特に内容には触れませんが・・・
どうしようもないくらいの親の子供に対する愛情をあらためて認識させられた・・
そんな気がします。
わたし自身、人生の中で何が自分にとって生きた証(あかし)になったのか?
そう考えた時に思う事は、家族をつくり、人の親になれた事・・・
そんな風に感じています。
未だに「八日目の蝉」この映画は自分にとってあまりにも特別過ぎて軽い気持ちで
観る事のできない映画となっています。
それでも観たら・・・涙が止まらないシーンがあります。
自分の事より我が子の食事の事・・。
人の親なら絶対共感しますよね?
「その子は、まだご飯をたべていません。よろしくお願いいたします。」