10月11日に高松にて行われた、笑福亭枝鶴師匠主宰の御坊町寄席のレポートです。
※お笑い福祉士講座参加のため前回は欠席させていただきました(*゚ー゚)ゞ
お笑い福祉士の修行の後なので、今までとは違った見方ができるのではと期待しつつ会場へ。
まずは、女流落語家の
露の眞
さんから。
露の眞さんは上方女性落語家第1号である
露の都
師匠のお弟子さんです。
マクラは、その容姿から時々男性に間違われるといった自虐ネタ。次々に笑いを取っていくところなんかは、愛嬌よりも度胸。まさに男勝りです。
噺は「強情灸」。評判の灸師がいるということで友人にいい所を見せようと36ヶ所もの灸を据えられた男が、熱さをこらえて必死にやせ我慢する姿をコミカルに語るものです。
クライマックスは灸を据えられ必死にガマンする男の表情。眞さんはオーバーに演じて会場いっぱいの笑いを取っていましたが、よく見ると体の動きが派手な割には喋りと絶妙にシンクロしており、演技に隙がありません。
入門5年目なのに、そのレベルの高さに感心しました。
枝鶴さんは、自身のお酒に関する話題から小咄、そして笑福亭一門の酒に関するエピソード。今日の噺である「禁酒番屋」へつないでいきます。
ある藩でお酒に関する刃傷沙汰があり、それがきっかけで家中で酒を飲むことを禁じらました。ところが、隠れて飲むものがいるということで屋敷の門に番屋を設け、役人が酒の持ち込みをチェックすることに。ここを突破しようとする出入り商人と役人とがコミカルなやりとりを繰り広げます。
東京では
鈴々舎馬風
師匠や
柳家小三治
師匠が時々演じられることでお馴染みですが、横柄だった役人が酒でどんどん崩れていく様が見所です。
笑福亭といえば酒。一門それぞれ味のあるユニークな演技をしますが、枝鶴さんは咽を鳴らしながらゆっくりと味わうように飲み干す感じでした。
この噺を上方落語で聞くのは初めてですが、上方落語は江戸落語ほど役人の横柄さが強くない分、商人のしたたかさが生き生きと描かれ、両者のバランスが保たれているような気がします。
学光さんは新作落語「成年は後見人をめざす」
社会福祉協議会から成年後見人に関する噺をしてほしいとの要請があり、学光さんが創作されたお話で、お笑い福祉士の教室でプロトタイプをご披露いただきました。
本格的な高座では、今回ネタおろしになります。
正式なリリースは12月なので、ネタバレになるため詳しい内容は書けませんが、とぼけた詐欺師のトンチンカン振りがユーモラスです。
私が講座で取り組んでいた「出来心」と同じような感じですが、ちょっとホロリとするところもあり、笑いあり涙ありの楽しい噺です。
もちろんこちらも爆笑の渦で、学光さんはかなり手応えを掴んだようでした。
落語会終了後、学光さんに「どうやった?」と聞かれたので、僭越ながらちょっとだけ感想を述べさせていただきました。
いつか完成した噺を聞きたいのですが、次回の御坊町寄席は12月を予定しているとのことで、ちょっと行かれそうにないかも・・・・°・(ノД`)・°・