日傘を購入した。

 

昨年くらいから男性用日傘がフォーカスされるようになり、年々上昇の止まらない気温も相まって、その需要は爆増したように思える。

 

日傘でイメージするのはどうしても、白く綺麗な肌の美人が熱い日差しの中、うっすらと汗をかいて気だるそうに道を歩く姿だ。

 

フィクションの世界では、私の中では久保ミツロウのモテキで、

主人公の藤本が親友の島田と九州の観覧船の上でケンカになるのを、そのケンカの元凶たる小宮山夏樹がまるで子供を見守るように見つめながら日傘を差しているシーンが印象的だった。

 

小宮山夏樹はどうしようもない女性ではあったが、そこには黒さがなく、ただただ自分の生き方を誰にも邪魔されずに楽しんでいるところが好きだった。

同時期のビッチキャラといえばボーイズオンザランの植村ちはるだが、彼女のように被害者ゆえに後々悪意先導型となるビッチとは大きく違う。

 

モテキのヒロインたちの中では最も近く、最も遠く、最も軽く、最もつかめない存在であり、日傘を差す彼女はとても美しかった。

 

一方の現実はというと、大学一年生の時にドッチボール大会があり、英語のクラスで一緒だった尾崎舞子が応援にきたが、彼女は日傘をさしていた。

 

大学一年生、ドッヂボール大会、という下地を考えれば彼女の日傘はミスマッチで、参加者や応援者の目をひいていたが、彼女は大学一年生でありながら3浪して入学だったので

まあ年相応なのかと妙に納得してしまったものだ。

 

 

にしたって3浪もしてFランク大学に入るなんて尾崎舞子はバカだ。

 

 

ここでいきなり私自身の話になるが、なんとなく記しておきたいのでここに書く。

 

 

社会人になるまでサングラスはファッションそのものでしかなく、加えて私には理解できず

サングラスをかけている同世代の人種はただのナルシストでしかないと思っていた。

 

ただ初めて夏フェスにいったとき、あまりの日差しの強さに物販で公式サングラスを購入し、かけてみた。

 

 

一気に体力が回復したような気がした。サングラスの効果はすごい。

 

 

 

日傘もそんな嬉しい驚きを、私に与えてくれるのだろうか。

 

同時に、尾崎舞子は元気だろうか。