7月と8月、まるまる2ヶ月かけて臨んだ2億円のプロジェクトの入札結果が不調に終わった。


当プロジェクトは私がリーダーとなり、チームで全力で挑んだものだった。

中学で勉強をドロップアウトし、人生そのまま流され、Fランク大学を卒業。
底辺のような職業を渡り歩いてきた私だったが、これに勝てば正真正銘の2億円規模のプロジェクトリーダーとなったわけで、それは私の為体人生からすれば成り上がりそのものであった。


だが結果はこれだ。

そう簡単に底辺から這い上がれるほど、人生は甘くはない。



最終決定通知の前段階で、我が社が入れた札が金額だけでいけば1位であることがわかり、また提案書についてもほぼほぼ完璧であったため期待値は高かった。


しかしながら結果発表2日前に探りを入れると、先方の担当者ではない関係者から「あーちょっと政治絡んできてるなあ」と返答があり、雲行きが怪しいなと感じた先での不調連絡だ。


きけば3位につけていた会社が、先方役員に対し3度もソープ接待を行っていたという。


「結局、女性を献上できた奴が勝つ。今までもこれからも」


ピロートークで吐き捨てるようについた