遅く起きた朝のラヴィットで"駅前にあると嬉しいのはドンキホーテかスシロー、どっち?"というアンケートを行っていた。

出演者が思い思いにどちらかを選び、少数派を選んでしまった人たちに罰ゲームとして電流が浴びせられるというものだ。


私は迷いなく即答でスシローであったが、出演者の多くも視聴者もほとんどがドンキホーテを選んだ。


結果として仮想ビリビリをテレビの前で1人で食らう羽目になった孤独王こと私だが、矢田亜希子の『何か忘れたときに助かる。なんでもあるから買えるし』というコメントを受けて、へー、ドンキホーテってなんでも売ってるんだ…となり、そこで初めて自分がいままでほとんどドンキホーテを利用したことが無いことに気づいた。


どうもあの狭い店内が私は苦手だった。


とはいえ大学生のとき、サークルの後輩のアユコちゃんの誕生日プレゼントを買いにドンキホーテを利用したことがある。


雑多な店内にコスメやらアクセサリーやら生活用品などがたくさんあり、正直逆に色々な物がありすぎてうんざりしてしまった。

一目散に私は18歳未満立入禁止コーナーへ向かい、アユコちゃんへの誕生日プレゼントとしてアダルトグッズ詰め合わせ缶とスッケスケのパンティーを。加えて当時の彼女に使ってみようと電マを買った。


「お前…アユコちゃん敬虔なカトリックだぞ…訴えられるんじゃないか?」


とサークルメイトの市川くんに教えられ、戦々恐々としながらアダルト缶とパンティーを渡したのを覚えている。


『ありがとうございまーす』とだけ言ってアユコちゃんはプレゼントを受け取ったが、あのパンティーが着用される瞬間は彼女の人生で訪れることはあったのだろうか。


いずれにせよ悪ノリの度が過ぎる。

いまでは一撃で制裁を加えられてもおかしくない事案だ。



アユコちゃんとは卒業後、サークルの同窓生の結婚式で一度だけ再会した。


その時はもうカトリックだろうがパンティーだろうがどうでもよく、ただただ酔いに任せてて適当に「君に触れたい。心にキスしたい。昨日よりも深い場所で、君に出会いたい」を繰り返した。


その日初対面の関東ローム層のような肌の男が「そいつキモいから相手しないほうが良いよ」とアユコちゃんに言ったが、なんとアユコちゃんは

『嫌いじゃないんで。大丈夫です』

と言った。


良い女になったなーと心から思った。


余談だが、あの時買った電マを当時の彼女に試したところ、大喜びしていた。

恥ずかしながらあの頃私は下半身がだらしなく、自称ヤリマンの女とも遊び、その子にも試してみたが、『振動が痛いからやめて』と中断された。


これを以て、だからなんだというエピソードではある。

けれどもなんだか、諺の成り立ちのような話だな、とたまに思い出す。