髪型を変えると『藤森みたいだね』と言われた。

この藤森とはオリエンタルラジオの藤森であると私は解釈している。


意図はどうであるかは別として非常に光栄なことだ。


高校生のとき、彗星として現れたオリエンタルラジオを観ていた。

あの頃の藤森はいまのような色気のある大人じみたところがあるわけでもなければ、後に開花するチャラ男キャラの遥か前、まさにルーキー時代の藤森で、私は藤森に似ていると言われることが度々会った。


この時の似ているは顔が似ているとか、声が高いとかそういうことではまったくなく、ただ私が当時かけていた眼鏡が藤森がかけていた眼鏡とほぼ一緒だったからである。


それでもやはり似ていると言われた以上、どこか藤森が気になり応援していた。



その後一時期は一発屋候補として仕事が少ない日々もあったようだが、前述のチャラ男キャラで再ブレイクし、現在に至ってはお笑いの活動のみならずコメンテーターや俳優の場にまで活躍を広げ、非常に高い好感度を維持している。


そして私も、数十年の時を経て藤森みたいだ、に戻ってこれたのだから感慨深いものがある。

まあ今回も顔はもちろん眼鏡でもなく、髪型が似ているだけなのだが。



昔テレビで藤森が「顔をゴシゴシ洗うなんて鑢で顔を磨くみたいなもんだ」と言っていた。

それをみたときは、「なんで鑢なんだよw」と笑ってしまっていたが、その先も後も顔を鑢で磨き続けた私の肌ダメージは深刻なものがある。


食生活もだいぶ違うものがある。


若い時から美容にストイックな生活を送っていれば、いまはそれこそ鑢で磨くよりも私は輝きを放てただろうし、何よりもそういう生活に慣れることができたのかもしれないが、いまとなってはもうどうにもならない。



ただただ意味もなく、引き続き藤森を応援するだけである。