足の踏み場もない、という表現が最も適切かもしれない。
わずかな大きさしかない、馴染みある近所の小さな公園を中心に開催された納涼盆踊り大会は、地域の小中学生とその保護者でごった返し、とんでもない人口密度だった。
運営のお手伝いで参加せざるを得なかった私は、そのディズニーランドを凌ぐ混雑に辟易していた。
なんなのこの混雑。
3年振りの開催ということもあるのだろうか。
まさに待ち望まれたといえる熱気で、本当に地域の人が全員集まったかのようだった。
お友達同士で出店に並ぶ小学生。グループで青春の1ページを刻むかのように大勢で会話をする中学生。
彼氏彼女の高校生。
そんな致死量の青春の中で、冴えない男の子、中学生あるいは高校生くらいだろうか。1人であてもなく会場を行ったり来たりしている子もいる。
それはまぎれもなく、かつての私そのものだった。
私も中学3年生とか高校1年生の時、まさにこのお祭りの会場を行ったり来たり往復していた。
出会いが欲しかったのだ。
とにかく彼女がほしい。とにかくモテたい。
なのでもしかしたら地元の女の子がいるかもしれない、地元の祭り会場をうろつく。
決して自分からは話しかけず、話しかけられた場合のシュミレーションを何度もしながら。
もちろんわけのわからない気持ちの悪い男の子が会場を右往左往しているのだから、仮に本当に知り合いがいたとしても話しかけてくるはずもない。
いまならば当たり前のようにわかる話だが、あの当時はなぜか出会いさえすれば一気に彼女ができるという根拠のない確信があった。
そして意外とそれが誰かに見られていて、後々暴露され黒い歴史と化す。
ああ、愚かな少年、もとい過去の俺。
いますぐ家に帰りなさい。
とはいえかくいう私もなんだかんだ「地元の同級生の女の子とか知り合いとかいないかなあ」とキョロキョロ探してしまうあたり、正直目の前の少年と何も変わらないのである。
むしろこっちはオッサンな分、もっと悲惨だ。
明けて翌日、Twitterをみているとお気に入りのAV女優の柊りおが、『昨日地元の祭りで友達の子供と遊んでただけで筋肉痛』というツイートをしていた。
そういえば昨日の祭り、人が多かったから注力できなったが、子供と遊ぶ若くてやたら綺麗な女性が何人かいた。
もしかしたら柊りおと地元一緒なんじゃね?
ってか昨日会ってたかもしれなくね?
なんてことを思ったがこの時期の祭りはピンからキリまで全国各地であるし、万が一奇跡的に同じ空間を共有していたとしてもだからなんだという話である。
ずっと私は、あらゆる青春、あらゆる美女を、ただただ見つめることしかできない人生なのだ。
わずかな大きさしかない、馴染みある近所の小さな公園を中心に開催された納涼盆踊り大会は、地域の小中学生とその保護者でごった返し、とんでもない人口密度だった。
運営のお手伝いで参加せざるを得なかった私は、そのディズニーランドを凌ぐ混雑に辟易していた。
なんなのこの混雑。
3年振りの開催ということもあるのだろうか。
まさに待ち望まれたといえる熱気で、本当に地域の人が全員集まったかのようだった。
お友達同士で出店に並ぶ小学生。グループで青春の1ページを刻むかのように大勢で会話をする中学生。
彼氏彼女の高校生。
そんな致死量の青春の中で、冴えない男の子、中学生あるいは高校生くらいだろうか。1人であてもなく会場を行ったり来たりしている子もいる。
それはまぎれもなく、かつての私そのものだった。
私も中学3年生とか高校1年生の時、まさにこのお祭りの会場を行ったり来たり往復していた。
出会いが欲しかったのだ。
とにかく彼女がほしい。とにかくモテたい。
なのでもしかしたら地元の女の子がいるかもしれない、地元の祭り会場をうろつく。
決して自分からは話しかけず、話しかけられた場合のシュミレーションを何度もしながら。
もちろんわけのわからない気持ちの悪い男の子が会場を右往左往しているのだから、仮に本当に知り合いがいたとしても話しかけてくるはずもない。
いまならば当たり前のようにわかる話だが、あの当時はなぜか出会いさえすれば一気に彼女ができるという根拠のない確信があった。
そして意外とそれが誰かに見られていて、後々暴露され黒い歴史と化す。
ああ、愚かな少年、もとい過去の俺。
いますぐ家に帰りなさい。
とはいえかくいう私もなんだかんだ「地元の同級生の女の子とか知り合いとかいないかなあ」とキョロキョロ探してしまうあたり、正直目の前の少年と何も変わらないのである。
むしろこっちはオッサンな分、もっと悲惨だ。
明けて翌日、Twitterをみているとお気に入りのAV女優の柊りおが、『昨日地元の祭りで友達の子供と遊んでただけで筋肉痛』というツイートをしていた。
そういえば昨日の祭り、人が多かったから注力できなったが、子供と遊ぶ若くてやたら綺麗な女性が何人かいた。
もしかしたら柊りおと地元一緒なんじゃね?
ってか昨日会ってたかもしれなくね?
なんてことを思ったがこの時期の祭りはピンからキリまで全国各地であるし、万が一奇跡的に同じ空間を共有していたとしてもだからなんだという話である。
ずっと私は、あらゆる青春、あらゆる美女を、ただただ見つめることしかできない人生なのだ。