昨日電車に乗っていると座席で眠りながら何度も何度も咳をする60前くらいのサラリーマンがいた。

それはたとえば咽せているとか、何かへのアピールではなく、確実に風邪以上の咳であった。

あまりにもひどく、また間隔も短い。


…マスクしてくださいと言うべきなのだろうか。


本当にひどい時代だ。


下手にマスクしてくださいと注意しようものなら、マスクの効果やらなんやらについて講釈をたれたり、マスクをしている奴はバカだとすら言う奴もでてくる。


この人に対してもたとえばマスクをしてくださいと言うと「もうコロナ終わってるのにマスクしろってどういうことだ」と文句をつけられる可能性もある。

これだけ堂々と咳をしているんだ。

むしろそういう、いやなんならコロナ風邪系のやばい奴かもしれない。




いやいやいやいや。


そもそもコロナどうこうじゃなくエチケットだろうが。

咳するとき口塞ぐのエチケットだろうが。


なんでこの世代はいつもいつも「なんでダメなんだ?」を押し通そうとするのか。


起きろ。

いや起こしてやる。




そして私は何もせずに車両を変えた。



こういう場合はさっさと逃げるのが絶対に一番良い。




昔、こういう納得がいかないおかしいでトラブルになり警察沙汰になったことがあった。

あの時私もお酒が入っていて気が大きくなってしまっていたし、警察沙汰になろうがなんだろうがもうブン殴るしかないと思っていたし、それ以前に2対1で暴行を仕掛けられたので身を守る必要もあった。

結局たしかに相手を殴ったり蹴ったりできたのはスカッとしたが、その後の警察関連の諸々はそんなスカッとを一瞬で吹き飛ばすくらい労力であったし、時間も金もそれなりに失うことになった。

何より色々な意味で、周囲の人たちに迷惑をかけてしまった。


頭のおかしい連中はたしかにいる。

しかしそんな連中とやりあうには、身を守るためにも準備が必要だ。

目先の正義で熱くはならないほうがよい。




にしたって気になる。


あのおじさんは、コロナなのではないだろうかと。