人気お笑い芸人EXITの兼近大樹さんが自身の過去の犯罪歴より、現在巷を騒がす強盗団の指示役たるルフィと目される人物の1人と知り合いであるのではないかとのことで炎上が起こっている。

兼近さん自身は以前から過去の犯罪歴は認めており、今回に関してもその部分を踏まえつつもに疑惑には否定をしている形だ。

家族をつくるつもりはない。自分の親の名前を検索すれば過去が全部出てきてしまうことを子供が耐えられるわけがない。

思うに人生における大きな幸せのひとつが家庭を持つことであるのだろうが、その権利は自分にはないと断言するこの行為は、いわば彼なりの償いが続いているということだ。

たしかに彼の過去の行いは自身がおかれた環境も一因とはいえ、なかなか胸糞の悪いものである。

掘り返される過去のツイートはやはり犯罪行為に対して少なくともその当時、嬉々と語っているように思える。

ヤンチャエピソードとしてはありがちなものなのかもしれないが、このSNS社会により可視化されたバカさ加減には心底うんざりしてしまう。

だが彼は逃げてはいない。

引続き追及され、仕事も失い、生活も苦しくなるかもしれない。

しかしそれは可視化された悪行の代償であり、そうしたのは自分自身なので仕方がないことだ。

その上で彼はスタートラインには立っていると思う。

被害者が赦すのか、赦さないのかを。

立派だとは言えないが、その姿勢は決して悪いものではないと個人的に感じる。


この日記を書いている2月6日現在、フィリピンの収容所にいるルフィ関係者の4人はまさに強制送還されるか否かのライン上にいる。

政治的な一面は強い。

訪日を控えたフィリピン大統領が、自身の面子を保つために、罪の場たりながら犯罪の温床となっていた収容所の強制捜査に踏み切り、彼らの強制送還はもちろんのこと、信じられないことに当り前に図られていた刑務官と収容者の便宜についても根絶の構えをみせている。

一国のトップ同士の会談で「かくまってないでさっさと引き渡せ」と頭ごなしに要求されるよりも、「協力に感謝します」の言葉から始まることがどれだけ良いかは一目瞭然だ。


この日本で起きている一連の強盗〇人事件の容疑者の4人の事件への関与が認められるのであれば、個人的に私は極刑に処したいレベルだ。

不当な手段で金銭を得て、自衛力の弱いお年寄りを手に掛ける。それも別の人間を使って。


テロリストと同じではないか。


誇るべき平和の国たる日本の国民へ、このような犯罪恐怖を植え付け、また混乱させて罪は大きい。

国益を損なっているとすら思える。


「日本は終わっている」と口癖のように言い、政治家をそのステータスだけで批判するような人間が、この件を「面白く興味深い」と言っていた。

どこがだ。これこそ日本を終わらせる一因じゃないか。なぜ自分のことばかりで被害者の側に立つことができないのか。

そう憤りを感じる。


公正な裁きを求めたい。