呆れてしまう、というよりは地獄のようなことがあった。


先日地下鉄で移動していた際、すさまじい怒号が聞こえたのでその方向を見ると、何やらカップルが鬼の形相のおばちゃんにブチギレられていた。


カップルのほうは片言で「スミマセン、スミマセン」と謝っていたのでおそらく中国人だろう。


オバチャンはマスクをせずにひたすら捲し立てた後に
「Don't forget Japanese マナー…マナー!」と、なかやまきんにくんの「パワー!」みたいな感じで「マナー!」と叫んだ。


もしかしたらその中国人カップルが何かしらしたのかもしれないが、ノーマスクで大声で唾をとばしながら苛烈に文句を言うオバチャンもオバチャンでひどいなとは思った。


そのオバチャンが降車してから1駅。


今度はまた別のオバチャンが電車に乗ってきた。


そのオバチャンは明らかに変だった。


まだ降りる人がいるにも関わらず我先にと車内へ入り、席を3つ分くらい自分のモノにするかのように腰掛け、当然のようにマスクはしていなかった。

すぐに別の女性客が乗ってきて、オバチャンの隣、ちょうど端の位置に座ろうとした。


オバチャンは突然その女性に「あんたはこっち座りなさい。私が端に座るから」と告げ、強引に女性を引っ張った。

すぐに女性が何やら中国語っぽい言葉で叫び、抵抗をする。

それをうけるとオバチャンはなんと「お前降りろ!!」と髪の毛を掴み、取っ組み合いとなってしまった。


あわあわする私や他の乗客をよそに、オバチャンはヒートアップし、「かかってこいよ!!」と叫んだり中指を立てたりした。


近くに座っていた小学生は身の危険を感じたようで、別の車両へと走っていった。


幸い中国人女性のほうが大人で、挑発を続けるオバチャンを相手にせずに無視したことでこれ以上のトラブルは避けることができた。


それでもオバチャンは叫ぶ。


するとそれまで黙っていた背の高いスーツの白髪の男性立ち上がり「うるさい!マスクをしろ!」と怒鳴りつけた。


オバチャンはそれで気まずくなったのかすぐに次の駅で降りていった。


去り際にまた中国女性に攻撃しようとしたのか窓の外で女性付近を行ったりきたりしていたが、その白髪の男性が女性を守るように遮ったのでそのまま電車は発車したのだった。


すごい。立派なものだ。なんて勇気のある。

私には到底できないことであり、現に私は彼女達を止めるどころか完全にびびってしまっていた。


ああいう振る舞いが咄嗟にできるようになりたいものだ。



一連の流れを見ていたのか、若い男性が白髪の男性へと駆け寄った。

そして「なぜマスクをしないといけないんですか?」と食ってかかった。

一瞥して何も言わず立ち去る白髪に若い男性は「答えないんですか?逃げないでください」と投げかける。


まさかの反マスク系…ここでくるかね…



確変中のような低民度と化してしまった電車内。



ああ中国の方々。

せっかく日本にきてくれたのに。ほんとごめんなさい。

こういう連中だけじゃないんです…ほんとごめんなさい。

これに懲りることなく、日本を楽しんでください…