昨日の「明日も行こうと思う」の宣言通り再度その某リフレ店に足を運んだ。 

レイモンドチャンドラーの“ロンググッドバイ”の文庫本、ソニーの電子タブレットを持った黒いスーツ姿の私と、リュックを背負った彼女は、18時の帰路に向く群衆の中で、やけに目立ち、すれ違いざまに好奇の目線を得た。 


ソニーのタブレットはアメリカンエクスプレスの入会特典で貰ったものだったが、ドンキホーテの近くにある家電買取店で買取ってもらうと15000円の値がついた。 

彼女は私が書類に諸々記入している間、椅子に座りロンググッドバイを読んでいた。
そして『つまらない』と感想を述べた。 


ヨドバシのレストラン街でお茶をした。エスカレーターで一つ下に降り、有隣堂とタワレコをブラブラした。

1Q84の文庫本を見て『これ読んだ』と彼女は言った。

「面白かったでしょ?」
と言うと

『面白かった』と言う。

村上春樹を読んでいるなら付き合えると思った。 


タワレコで「音楽何聴くの?」と聞くと『ラッド』と彼女は言った。 

「ラッドで何が好き?」

『ノットビコーズかな』

「俺もラッド好きだよ。何の曲が好きか聴いて」 

『何が好き?』

「んーー、全部」

と言うと彼女は笑った。


彼女は恋人のように終始私に寄り添うように歩いた。歩きずらいほどに。 



そして店に戻り1時間リフレを受けた。 

リフレと言っても体を寄せ合いベッドの上で、壁に寄りかかって話をしていた。 
疲れたので私は横になり、彼女も横になった。 

彼女の耳を触ると、彼女は甘い声を漏らし『くすぐったい』と言った。

「くすぐったい?気持ちいい?」と聞くと

『紙一重』と言った。 


彼女はセーターを脱いだ。

私はブラウスのボタンを外し、ブラジャーの中に手を入れた。

そしてキスをした。

彼女は舌を入れてきた。 


『ベルリン』と彼女は言った。 

「ベルリン?」 

『壁ってこと。私は胸が小さいの』 
  

しかし彼女の体は豊かだった。

きっとシャワーのお湯もはじくのだろう。 
  
近くのブースでは他にもお客さんがいた。 

私はずっと彼女の体を触っていた。 


  
明日から仕事なので仕事の前夜は早く寝ることにしているが、これはどうしても書いておきたかった。 

何度か若い女の子と遊ぶことはあったが、ある意味多少反社会的なことをすると、翌日以降悪いことが立て続けに起きるというジンクスが僕の中にある。

因果応報なのかもしれない。 

明日からどんなことが起こるのだろうか。 
  

想像してみる。