休日の今日、私は時間を持て余していたので、以前から少し気になっていた某リフレ店で時間をつぶすことにした。 

人々に湯水のごとく金を使わせることを唯一の目的として作られた一般的なリフレ店で、私はそのとおりに金を使ってきた人種だ。 
  
店の女の子はそれぞれ自分の高校とおぼしき制服を来て、待機部屋でそれぞれ携帯をいじったり、友達と話していたりしていた。

私はその光景をマジックミラー越しに眺め、5分以内で誰を指名するか選び、一番指名の来なそうな女の子を人情で指名しようと思ったが、結局壁にもたれて浦安鉄筋家族を読んでいた岡本怜あるいは剛力彩芽風の一番可愛いい子を指名した。 


彼女の営業手腕は逸材だった。 

『イケメンですね』 

『芸能人の●●に似てますね』(名前は忘れた) 

基本的に私は諸々憂鬱な気分だったので、あまり自分から話さずにいると『もうあたし黙ってますね。ずっと見てよー』と、何やら物欲しそうな目つきで私をじっと見てくるのである。 

そして彼女は終始私に寄り添ってくるのだ。 

「明日も来る」とそう言い残し、店を出た。 



明日も行こうと思う。