仕事で亀有に行く機会が最近増えてきた。
 
下町として有名なこの町は、幾度となく映画やドラマ、アニメや漫画の舞台となっているが、
僕がもっとも高く評価したい点は、昼間っからガールズバーが開店している点である。
 
適当な理由をつけて早い時間に仕事を切り上げて、明るい時間からビールを飲むのは営業マンの醍醐味であるが
それなら昼間から若いお姉ちゃんとわいわいするのも同じくらい罪の味がするのではないか。
 
この日、私を接客したまりなちゃんは『若いほうじゃないですか?いつもお昼に来るのはおじいちゃんばっかりですよ』と言った。
 
まりなちゃんはめちゃくちゃに美人というわけではないし、大人っぽいというわけではないのだが、とにかく明るくてかわいい。
AKBグループの一員にいそうな感じで、髪の毛は茶髪だがどこか清楚感のある23歳だ。
『彼氏なんていたらこういう店で働かないっすよー』と言っていたが、どうせ彼氏に近しい友達だったり、男女間の関係性超越した友達やってまーすと言わんばかりの
しょーもないクソガキが友達だったりして、SEXまではせずともキスとか胸揉みとかはやっているのだろう。
 
かくいう私は、先日辛うじて50歳を抱いた、もとい“抱かせていただけた”ばかりであり、この子との周囲の現実差を思えば思うほど悲しくなり、大きなため息をついた。
 
『どうしたんですか。ため息ついて』
 
「うーん、、、働くのが嫌すぎて、明日の仕事考えたらね」
 
まだ関係性もできあがっていないのに“私が家でシコってる間に、まりなちゃんが一緒にオールとかしちゃう男友達とノリでキスすることを考えたらつらくってね”とは言えないので
無難に仕事がつらいと嘘をついた。
 
『朝何時起きなんですか?』
 
7時」
 
『早っ!そりゃキツイっすね・・・』
 
普通だよ。
寧ろ遅いくらいだよ世のサラリーマンのなかじゃ。
 
『ストレス発散したほうがいいっすよ。いつもどう発散してますか?』
 
「ツイッターで悪口書いたり、経営者のブログのコメント欄荒らしたり・・・」
 
『え。やば。やめなよ・・・』
 
まりなちゃんは引いていた。
 
「まりなちゃんは悪口書かないの?」
 
『うん。この間ね、私の友達が個人名こそ出てないものの明らかにその友達宛の悪口がネットで書かれてるのみつけて凹んでてね。ほんとにかわいそうだった。
だからそういう悪口自体好きじゃないし、少なくとも私は絶対同じことしないってあらためて思ったもん』
 
「それが正解だね。悪口なんて書くもんじゃない。それなりの制裁も覚悟しなくてはならない」
 
『でしょ!?因果応報の流れくるよ?それに私、一回寝ちゃうと嫌なことも嫌な人も忘れちゃうし。』
 
「いいね。便利なんじゃない?」
 
『でもよく言われるよ。バカだから得だって。そりゃあすぐ忘れちゃうけどさ・・・』
 
「忘れたくても忘れられず、罪を犯す人もいる。人を殺してしまう場合だってある。だから忘れるのは悪いことじゃないよ。忘れるべき時に、ちゃんと忘れることが出来るってことは、ひとつの才能なんだよ」
 
『ありがとう。素直に嬉しい』
 
 
ここらへんで隣で接客されていた男性がトイレの中から「ごめーん!トイぺないんだけどー!」と叫んだ。
すると隣で接客していた女の子が『えー!私ティッシュペーパー持ってるよ!使う??』と叫び返した。
 
 
「同じ世界線にいるとは思えない会話の落差だね。男がトイぺないよーって叫ぶってことは“ウンチでたよー!”って叫んでんのと同じだからね。ああいう無神経なバカこそ得なんだよ」
 
そう言うとまりなちゃんは『だから悪口だめだってw』と笑った。
 
 
 
ああ・・・この優しいポジティブちゃんとガンガンSEXしてみたい。
 
そしてSEXしながらネガティブなことを言わせてみたい・・・
 
やりながら『私最低!私サイテー!』と喘がせたい。
 
それを見ながら「そうだよ!最低だよ!その上こうやって快楽貪ってるじゃねえか!最低だな!」と罵りたい。
 
 
上記のシュチュエーションにするためには、つまり彼女にネガティブ発言を出させるにはやはり、彼女がなんらかの罪を背負うことが必要である。
 
浮気・・・しかし彼女自身が彼氏がいないと言っている以上、そこはないであろう。
 
 
となると、、、売春か。
 
 
そうだ。金を積もう。
 
金を積んで、受け取らせて、対価にめちゃくちゃなプレイをしよう。
嫌がる度に「いやこっちは金払ってんだから」と伝え、罪悪感のブースターを設置しておこう。
 
最大8万円くらいあればなんとかなるだろう。
 
できれば3万円くらいにおさめたい。
 
このバッファでケツの穴を舐めさせたり、おしっこを引っかけたりしよう。
 
 
楽しみだ。