小さな三輪車
極めて小型の三輪車だった。
濃いグリーンの車体は濡れているように艶があって街灯の光でてかてかしていた。
からだがよろけてその車体に被さったら、その車体は簡単に手前に傾いて来た。
それほど小型で軽い車体は三輪車の不安定さのために簡単に傾いたのだ。
そして、ぼく自身、よろけた事を自覚した。そう、ぼくはかなり酔っている。
その店を出るまでこの三輪車でこのバーにやって来たことを全く覚えていなかった。
いや、そうじゃないな~。ぼくはその三輪車を所持しているとしたのはそれを見たとたんの事だった。
外に出て街灯に照らされ寂しそうにぽつんと放置された姿を見て、初めてこれがぼくの車であり、乗って来た事を作り話のように思い起したのだ。作り話と現実とがここで無理矢理すんなりと合わさったのだ。
よろける足下と、倒れかかる三輪車はお互いに頼り合うように支え合ってなんとか倒れるのを食い止めていた。
バーに入ったのはまだ明るいときだったようだが、今は深夜らしい。
きっと電車もなくなった時間だろうと思った。
運転して帰る自信はあったが、泥酔状態である事も解っている。
なんとか姿勢をただしてから運転席に座った。ビニールメッシュのコンパクトなシートは冷たく、さらに鉄の細いハンドルは一層冷たく酔いが一瞬で醒めるような気がした。
もしこのまま運転してゆくぼくのことを想像し始めた。
しばらくはゆっくりとしたスピードで静まり返った街を走っていくだろう。
20分もした時、前方に逆光で黒い人影がいて、赤い棒の懐中電灯でぼくを呼び寄せているのが見えるだろう。
確率として、この取り締まりに引っかかる率は少ないはずなのに100%こうした場面ヘと引きずられる。
「どちらにいかれますか?」「免許証を拝見」定型通りに想像は進んでゆく。
ぼくは運転席に座っているが、まだエンジンすらかけていない。運転はしていない。
未だに想像力の内なんだけど。
可愛い四角いバスタブのような車体は見事なまでにオープンだ。寒さは防げない。電車はない。帰るんだ。
うん?帰るってどこに。帰る必要がどこにあるんだ。
がくがく震えながら目の前の交差点を見つめていた。
震えている姿は現実だろうか?
頭を切り替えよう。警官につかまる想像も作り話なんだから、いまこうして寒さに震えているのも作り話なんだとしよう。
エンジンをかけると、小刻みに単気筒の小さなエンジンが回っている。
その音を聴きながらこれは作り話だと言い聞かせている。これは作り話なんだよ。だから、作り話なんだよ。
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濃いグリーンの車体は濡れているように艶があって街灯の光でてかてかしていた。
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それほど小型で軽い車体は三輪車の不安定さのために簡単に傾いたのだ。
そして、ぼく自身、よろけた事を自覚した。そう、ぼくはかなり酔っている。
その店を出るまでこの三輪車でこのバーにやって来たことを全く覚えていなかった。
いや、そうじゃないな~。ぼくはその三輪車を所持しているとしたのはそれを見たとたんの事だった。
外に出て街灯に照らされ寂しそうにぽつんと放置された姿を見て、初めてこれがぼくの車であり、乗って来た事を作り話のように思い起したのだ。作り話と現実とがここで無理矢理すんなりと合わさったのだ。
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きっと電車もなくなった時間だろうと思った。
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もしこのまま運転してゆくぼくのことを想像し始めた。
しばらくはゆっくりとしたスピードで静まり返った街を走っていくだろう。
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