マックン「今日はですね、結成10周年を迎えました、RAG FAIRからですね、礼央さんと洋輔さんにお越し頂いております」
礼央さん・洋輔さん「よろしくお願いします」
マックン「よろしくお願いします。
RAG FAIRって、曲作りってどうするんですか?」
礼央さん「これまぁ、それぞれみんな曲を書くので、色んなパターンがあるんですけど。
僕、結構目の前にあるものを」
マックン「うん」
礼央さん「全部擬人化してですね」
マックン「ほう」
礼央さん「対自分でなんか、え~、色々考えてます。
それに、例えばこのお茶とかだとしたら」
マックン「ペットボトルのお茶がありますけども」
礼央さん「僕がお茶を彼女だと、好きな人だとすると」
パックン・マックン「はい」
礼央さん「『君を見た途端に』これ、大好きなお茶なんですけども。
『ちょっと舌舐めずり』」
パックン・マックン「ほ~」
礼央さん「『君に口づけ、口の中で転がしたい』みたいなことで言うと、ちょっとエロティックな」
マックン「なりますねぇ」
礼央さん「平歌になりますけども、その歌は実はお茶の歌でしたみたいな」
パックン「あ、オチがあるんだ!」
マックン「成程ね~」
礼央さん「そうです、そうです」
マックン「へぇ~」
パックン「ほ~」
礼央さん「そういうなことで、色んな物を擬人化して」
マックン「うん」
礼央さん「曲にすると結構作ったりとか(←語尾が小さすぎて聴きとりにくい)」
マックン「売り切れだったら『なんで来てくれないの?』みたいな」
礼央さん「そうなんですよ。そういうことですね」
パックン「成程ね~」
礼央さん「だから、普段の生活してて、そう思うことを全部曲にしていこうってしてます。
メモに取ってみたりして」
マックン「これは今、なんかちょっと良いヒントを貰ったような気がする」
あの、オチだって結局、お茶」
礼央さん「そうなんです、そうなんです」
マックン「にするってことは、コントとかお笑い・漫才でもイケますもんね?」
礼央さん「そうなんです」
パックン「頂き?」
礼央さん「(笑)」
マックン「頂きかもしんないな、これ。
歌詞、そのまま頂かないですけど」
礼央さん「(笑)」
マックン「で、あとこう、ライブとかやる時とかって、じゃあもう、トークとかどうやるんです?」
パックン「打ち合わせするんですか?」
礼央さん「これはですね、昔はね台本に全部してました」
洋輔さん「そうですね」
礼央さん「全部作って」
マックン「ほう」
礼央さん「お客さんの反応を、にを2パターン用意してるんです。
ウケなかった場合、こっちを言う」
パックン・マックン「ほう」
礼央さん「ウケた場合こっちを言うみたいに、全部枝分かれに台本を作っといて」
マックン「ほう」
パックン「なんかRPGみたいですね」
礼央さん「そうなんです。で、だからその、どっち選ぶかのドキドキ感でそのライブ感を楽しむみたいなことをやってたんですけども」
マックン「ほ~」
パックン「微妙な反応の時は」
礼央さん「(笑)そうなんです」
パックン「どっちを取るか?!」
礼央さん「そういう時があって、その時はビックリしましたよ。台本用意してない方の反応が来たりすると」
マックン「(笑)」
礼央さん「ビックリした時もあったんです。
でも、その積み重ねていくうちに、なんかメンバーとは」
洋輔さん「自然と」
礼央さん「喋れるようになって」
マックン「じゃ、台本におこすってことは、6人分の誰がこの尺で喋るとか」
礼央さん「いうことはやってましたね」
洋輔さん「はい。
それをやってる時期は一番おしゃべりがどんどん脱線してって、結局は長くなって、他の対バンのバンドさんに迷惑をかけたりしたとか」
パックン・マックン「(笑)」
洋輔さん「怒られ、普通に自然に変わって」
礼央さん「でも、結構楽屋でみんなで話をして、『あ、ここはイケるな』と、思ったらそこでグッと我慢して。
もう、後はステージでみたいなことを。
基本的にパス出しのところは、僕とこの洋輔がね」
洋輔さん「うん」
礼央さん「この4人に話をしてって」
マックン「へぇ~、トークになると」
礼央さん「でも、やっぱり、全ての物を使って、目の前の人を楽しませたいと言う気持ちがあるので」
パックン・マックン「うん」
礼央さん「トークだけを別に練習とかではなく、やっぱりね、曲を聴く前になんか、トークで盛り上がると、次の曲が盛り上がるんですよ。
すると、やっぱトークあっての(手を叩く)ライブなんだ」
パックン「相乗効果」
洋輔さん・礼央さん「そうなんです、そうなんです」
礼央さん「そういうことも含めて」
パックン「礼央さんが熱く語って」
マックン「いるからねぇ~」
礼央さん「(笑)」
パックン「頼りになるね」
マックン「まぁ、今夜は2人来てますが、礼央さん・洋輔さんははまってることってなにかありますか?
じゃあ、洋輔さん」
洋輔さん「ウチ、トイレをこよなく愛してまして」
マックン「(笑)」
パックン「ほう」
洋輔さん「世界に是非、日本のトイレットが世界にもっと広がって行ったらなと思いますけど」
パックン「あ」
洋輔さん「プライベートでもショールームに」
パックン「日本便器大使とか狙ってるんですか?」
洋輔さん「あ、いや、ホンットにトイレっていう空間は」
パックン「はい」
洋輔さん「人がきっとね、まぁ、水を流してますけども」
パックン・マックン「はい」
洋輔さん「きっと、涙も流してんじゃねぇかと、このプライベートな空間に」
マックン「トイレでの個室で」
洋輔さん「今、現代社会、こんなプライベートスペース、トイレ以外ない!」
パックン・マックン「お~」
洋輔さん「そこにどんだけのドラマがあるんだろうって、思ったら、もうトイレがいとおしくて」
礼央さん「本屋に行っても『食べる物の』」
パックン「はい」
礼央さん「『本はいっぱいあるのに、出すものの本は1個も無い?!』と言ってて」
マックン「成程ね」
洋輔さん「入口の話かしない」
マックン「あ~、それはもう」
洋輔さん「ちゃんと出口の話もちゃんとした方が良いなと」
礼央さん「(笑)」
パックン「あの、すいません」
マックン「成程ね」
パックン「出口はやめません?」
一同「(笑)」
マックン「そう、出口じゃない」
パックン「脱出口ね」
洋輔さん「あ~、脱出口。そうですね~(笑)」
一同「(笑)」
パックン「受けるものの話してもいいんだけど、出すのはやめてもらいたいですね」
マックン「ほ~」
パックン「じゃあ、ホントに、まぁ、日本の例えば、その水が出るトイレとか。
音が出るトイレとか、あったかいトイレとか色々ありますけども。
それの、全部リサーチしてるんですね?」
洋輔さん「そうですね、今ね、環境の為に水をいかに少なく」
パックン「うん」
洋輔さん「使うものだってことが」
パックン「節水トイレね」
洋輔さん「素晴らしい技術が」
マックン「ありますね、技術の所が違うんですね」
礼央さん「だって、リビングに置けるようなトイレを発見したらしいですよ」
マックン「へぇ~!」
洋輔さん「スタイリッシュなのを作りたいと」
パックン「成程。
あの、リクライニングソファーの一部として」
礼央さん「(笑)」
マックン「いや、そういうんじゃねぇだろ!
リクライニング、誰にも気づかれないようにリビングに出来るトイレ、それないと思うけど(笑)」
マックン「じゃあ、礼央さん、夢中になってることは?」
礼央さん「もう、365日鉄道を愛してますので」
マックン「お~」
パックン「ほう」
マックン「鉄道いいな」
パックン「鉄道」
礼央さん「要は、鉄ちゃんっていうやつなんですけども」
マックン「はい、鉄道にも色々あるじゃないですか」
礼央さん「色んなね、分野があるんですよ。乗り鉄・撮り鉄みたいな」
マックン「乗るのが好きな」
礼央さん「乗るのが好きな、写真が撮るのが好きなとかありますが」
マックン「それが撮り鉄」
礼央さん「僕はちょっと特殊なところで、ダイヤ改正鉄っていう」
マックン「ダイ鉄?」
パックン「ダイ鉄ってあるんですか?」
マックン「僕も鉄道好きなんですけど。
小学校の時に鉄道クラブで、時刻表を調べて、どっからどこまで何キロいくらみたいなっていう、そういうのはやってたんですけど。
ダイヤ改正鉄?」
礼央さん「そうです、ダイヤ改正が好きなんです」
マックン「っていうのは、ジャンルではないんですよ」
礼央さん「そう、要はね、鉄道は全て優しさで出来てるって、そこから気付いたんですけど。
やっぱ、深夜に急行が1本増発したっていうダイヤ改正があった日には」
マックン「ほう」
礼央さん「なるべく、早く愛する家族のもとに帰してあげようという気持ちが急行を増発させると言う」
マックン「成程~」
礼央さん「その優しさっていうものがね、手放しで」
マックン「でもあれ、凄いよ。ホントに」
パックン「うんまぁ、そうなんですよね。
けど、この情熱を『Magical Music Train』というアルバムの中に入ってるわけですね。新アルバムに」
洋輔さん・礼央さん「そうなんです」
礼央さん「もう、鉄道のように作ろうと思って」
パックン「凄いですね」
礼央さん「見えないところを書くってのが」
パックン「これは主に礼央さんが書いたっていう」
礼央さん「そうですね、ハイ。僕がそれを」
パックン「次、洋輔さんが作る、『Magical Music トイレット』も楽しみです」
礼央さん「(手叩いて笑う)」
マックン「ああ、そのまま行ってくださいよ」
洋輔さん「水の流れのように」
礼央さん「(笑)」
マックン「この後もお付き合いくださ~い」