ヒョウモンリクガメ
今回、ブログ初登場のドワーフヒョウモンリクガメです。
アフリカ南東部のモザンビークに生息するヒョウモンリクガメで、甲長20cmほどの小型個体群とされています。
この個体達はファームに来て、もうすぐ2年目になります。
餌は1年を通して、ファームやその周辺に自生しているタンポポ、オオバコ、クローバー、ハコベ、アザミなどの野草を与えています。
来た時はヤングサイズで、当時で既に雌雄の特徴が少し出ていましたが、今は更にはっきりと分かるぐらい体型が違います。
中央と奥が♀、右が♂
現在の大きさは平均で甲長16cm前後です。最大甲長20㎝位とされているドワーフだけあって現時点で成体と同じ体型に近く、特徴の霜降り模様が出て来ました。今後の成長が楽しみです。
飼育を楽しむ・・・そして少し真面目な話
現在ファームはヒョウモントカゲモドキが中心になっていますが、他にもブログに載せていない生体を沢山飼育しているので、来年は、その生体達を中心に飼育・繁殖を楽しんでみるのも良いかなぁと思っています。毎年、ヒョウモントカゲモドキばかりに力を入れていると、他のやりたい事が先延ばしになってしまうので。
Rachodactylus leachanus leachanus
飼育・繁殖を長年やって経験してくると色々と分かる事や思う事があって、熱帯魚、トカゲ、ヤモリ、カメ、哺乳類などなど色々殖やしてきましたが、元々自然下で生息している種類を繁殖するのに比べ、ヒョウモントカゲモドキの様な人為的に作出されたモルフなどがある種類は、特に遺伝や掛け合わせには気を使うので、と言うか使わないといけないので、色々なモルフを作出するには、どうしても他の事よりもヒョウモントカゲモドキの繁殖や世話が中心になってしまいます。
少し真面目な事を書きますが、人為的に作出された種類全般にも言える事だと思いますが、ヒョウモントカゲモドキ(モルフ)の繁殖は、自然下で生息している種類の繁殖に比べ、色々な面で作出リスクが出て来ます。そのリスクを0にするのは無理な事ですが、低く抑える事は可能です。それ以前に遺伝や掛け合わせによる良悪を何も考えずに、例えば、取り合えず人気のある売れるモルフやレアモルフを数多く殖やしたいや、赤色を強く出したい、もっと白を強調させたいなどの見た目だけで殖やすのは、後先の事を何も考えず外面のみのヒョウモントカゲモドキを増殖しているだけで繁殖しているとは言えません。ヒョウモントカゲモドキは初心者向きには間違い無いとは思いますが、それは飼育するという意味であって、繁殖の知識や計画性も無く、何となくや発色などの見た目だけで殖やしていると、掛け合わせやモルフなどによって多少の違いはありますが、いずれ繁殖能力・孵化率の低下や疾患などが原因で、後々の段階で行き詰る結果になります。
ブリーダーである以上は見た目だけでは無く、内面まで拘りを持ってやるべきだと思っています。正直ヒョウモントカゲモドキは殖やすだけなら簡単ですが、その分、モルフは色のバランスが大事で(見た目の発色などでは無く、生物が生きていく上で重要な色素バランスという意味)、健全に血統を維持し、尚且つオリジナルモルフの作出や体色や模様にも拘るには、急がば回れで、世代世代で試行錯誤し考え悩む事が多い・・・だからこそ、見た目の綺麗さなど以外に、モルフの掛け合わせや表現方法で繁殖能力、孵化率、疾患の発生率などに違いが現れるヒョウモントカゲモドキの繁殖は奥深く面白いと思います。
最初に書いた内容から離れて繁殖に対する思いの一つを少し書きましたが、続きに戻って、来年はちょこっと私の古びた頭の中を整理しオーバーヒートを防ぐのと、ヒョウモン軍団の休養も兼ねて、繁殖が主のブリーダーとしてでは無く、一人の飼育者として、原点の飼育を楽しみ、そして、その先には繁殖がある。そういう感覚を久し振りに味わうのも良いかなと思ったので、気ままに好きな事、やりたい事をやってみようと思っています。ヒョウモントカゲモドキを殖やさないとか、拘りを持たないとかでは無く、爬虫類好きの一人として30数年前に戻った気持ちで爬虫類の魅力を楽しむという意味で・・・。
その他にも、前々からちょっとやりたい事もあるので、それが一番の理由だったりもしますが・・・。




