◆国を挙げて産業振興に取り組むeリーディング産業 | Taipei Computer Association Tokyo Office

◆国を挙げて産業振興に取り組むeリーディング産業

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国を挙げて産業振興に取り組むeリーディング産業
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■台湾では国を挙げてeリーディング産業の育成に取り組んでいる。台湾企業は電子ペーパー技術を押さえ、半導体、チップセットなど川上から端末の生産まで、電子ブックリーダーのサプライチェーンをほぼ押さえた形だ。最終製品については、MSI(微星)、明基(BenQ)、Inventec(英業達)、Delta(台達)、Aiptek(天瀚)、Gigabyte(技嘉)などが次々と電子ブックリーダーを発売している。またASUS(華碩)、Acer(宏碁)は今回のCOMPUTEXで新製品を発表し、北米市場や中国市場への参入に積極的な態度を見せている。OEM/ODMに特化した企業であるHon Hai(鴻海)やPVI(元太)も市場参入は時間の問題だろう。

■中国ではHLE(
林)、Hanvon(漢王)、Founder(方正)、eRAED(宜鋭)、Easybooks(易博士)、Robook(博朗)などのメーカーに続き、Yuan-Liou(遠流)、Netronix(振曜)、MSI(微星)、Inventec(英業達)、Delta(台達電)、Aiptek(天瀚)、Gigabyte(技嘉)などと言った台湾メーカーも次々と電子ブックリーダー市場に参入している。

■一方、川上部品については、大手電子ペーパー4社のうち2社が台湾パネルメーカーに掌握されている。PVI(元太)、AUO(友達)、Delta(台達)ではカラー電子ペーパーの研究を急いでいる。電子ペーパーモジュールメーカーがフレキシブル基板やカラー電子ペーパーの量産ができるようになれば、iPadの攻勢にあっている市場の反撃も本格化していくだろう。カラーディスプレイ、タッチパネル技術、インターフェースの進化などにより、台湾が今後世界のeリーディング産業において重要な役割を演じていくことは間違いない。

■台湾政府も国を挙げてeリーディング産業の育成に努めている。2009年末には業界団体の旗振りで「電子閲読産業推動連盟」(e-Reading Industry Promotion Alliance)が組織され、電子ペーパー技術から端末の生産まで次世代のeリーディング端末の制覇を目指す布陣をほぼ整えた。川上から川下までのサプライチェーンを完備し、量産コストの削減という強みを発揮していくことが、これまで培ってきた台湾らしいビジネスモデルである。経済部によるとすでに世界電子ブックリーダーの80%は台湾企業から調達しているとされており、現在も台湾大手メーカーによる電子ブックリーダー関連の投資が続いている。

■電子書籍に関してはここへ来て日本でも出版社、印刷会社、流通、書店などを巻き込んだ議論が活発化しつつある。ビジネスの形態や新しいビジネスモデル、さらに業界としての方向性やそこで働く人たちの雇用問題など、さまざまな方向性を模索しながらやっと動き始めた。しかし、台湾ではまず端末を押さえるところから動く。電子ペーパー技術を押さえ、サプライチェーンを完成させ、ハードウェアの供給を握るところから世界市場を見ていくところがいかのも台湾らしいところであると言えるだろう。

■経済部では潜在的に大きな発展が期待されるこの新しい分野への投資を怠らない。国が旗を振る形でeリーディング産業振興に力を入れている。


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COMPUTEX出展/現地視察 「個別相談」のお知らせ

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1018日(月)日経BP社主催「IT Pro2010展示会」/台湾ブースにて

11001600まで、東京ビックサイト/相談無料/事前にご連絡ください。


1112日(金)東京都主催「東京都産業展」/台湾ブースにて

11001600まで、東京ビックサイト/相談無料/事前にご連絡ください。


121日(水)~3日(金)JASA主催「ET2010/台湾ブースにて

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2010/9/13

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