title:あれこれ。


久しぶり過ぎて何を書けば良いかもわからず、指がわきわきしております。わきわきさせながらもこうしてだらだら書いておる理由はただひとつ。

気が向いたから。








と、記事をいじり始めたらとあるニュースが飛び込んできました。








重要無形文化財保持者(人間国宝)に歌舞伎立役の片岡仁左衛門さんら



私が愛して止まないお方が、とうとう人間国宝になられたのであります。

あれこれ考えておる暇などございません。何を書くか、書くべきかが直ちに決まりました。

失礼を承知で申し上げるならば、私にとりましてはとうの昔から国宝級のお方であらせられたわけではありますが、言わずもがな、レベルが違う。

会見にのぞむ仁左衛門さまの神々しさと言ったらありませんでした。
美しい。ひたすらに美しい。
あぁ、このお方を好きでいる私は本当に幸せ者だと感じた瞬間でした。

興奮のあまり文章がおかしなことになっておりますが、致し方ありません。以降おかしなまま続きます。まともに校正できないと思うのでしません。悪しからず。


だってそれほどのことなんだもん。
感動しすぎて泣いちゃったんだもん。
自分でも気持ち悪いくらい泣いちゃったんだもん。
家族ドン引きだよね。




さて。
仁左衛門さまをはじめて認識したのは、テレビで旧歌舞伎座さよなら公演を特集した番組を見ていたときのこと。遅い。
舞台での仁左衛門さまを見て「だれこの人めちゃくちゃかっこいい」と思ったら仁左衛門さまで、そのあと素顔の仁左衛門さまが出て「なにこの人かわいい!!」となったわけであります。キモい。
その後、それでも歌舞伎は縁遠かったので、たまに国営放送を観るくらいだったのですが、ある夏、たまたま歌舞伎を観ることになりまして、それをきっかけに実際に舞台を観に行くようになったのです。

はじめて生仁左衛門さまを拝見したときはしびれました。かっこよすぎて。空気が変わるの。終わったあと、暫く立ち上がれなかったです。かっこよすぎて。
それからは東京で公演があるときはなるべく観にいくようになりました。そしてどんどんどんどんはまってしまったわけです。


素顔の仁左衛門さまてとってもチャーミングでこれまた素敵なのね。だのに、役となるとまったく変わっちゃって、助六みたいな二枚目も、悪役も、へたれ役も、ええおっちゃん役も、神様役も、全部ぴたっとなさるのです。そこがまた素敵なんですね。「女殺油地獄」のある時の表情なんか、マジでヤバイ顔してるんですよ。「ひぃっ!」ってなるほどスゴいお顔をなさるのです。かと思いきや、「廓文章吉田屋」なんてあの調子ですからね。信じられません。

まだまだ歌舞伎初心者ですけれど、勉強しつつ、これからも仁左衛門さまを追いかけ続けたいと思います。無い袖はふれないので、そこそこのことしかできませんが。



仁左衛門さまのますますのご健康とご長寿を、お祈り申し上げる次第にござりまする。