「貴様らの考えは読めているぞ! だが、そう上手く行くかな!?」
「まどかちゃんは必ず取り戻す!」
「あの人間は我が天魔大王様を復活させるための供物、渡すわけにはいかんよ!」
「許せない…まどかをそんな訳の分からないもののために! ええいッ!!」
さやかはマントの中から無数のサーベルを生成し、メメーンを向けて次々に投げつけた。
「はっ、はぁっ!!」
巨大な両手の爪を振るい、片っ端から打ち落とすメメーン。
「やああっ!」
右側面から走り込む忍。クラック・エンホースでさらに攻撃を加える。
「むうっ!」
「だああああッ!」
そしてさやかが逆サイドから波状攻撃。攻めを絶やさない。
「さやかちゃん! 一緒に!」
「はい!」
「「はああああああああああああッ!!」」
忍とさやかの同時攻撃。
「ふぉおぅッ!!」
爪を交差させてシールド代わりにしたメメーンを押し出す。
「守りが堅い…!」
「やるやる。いつぞやよりも腕を上げたな、人間」
「アンタに褒められても嬉しくないってーの!」
「はぁぁッ!!」
一方、暁美ほむら対人造人間ハカイダーの戦い。接近しての肉弾戦に持ち込むハカイダー。
「くっ…!」
次々に飛んで来る鋼の拳を紙一重で避わすほむら。硬く、重く、そして速い攻撃。
喰らえばひとたまりも無い。
「そうだ、ハカイダー。そいつは妙な技を使う。隙を与えずに攻め続けろ」