これぞ。
「護業抜刀法奥義!」
「真羅!」「万象ッ!!」
2人が武器を納めるのを合図に、ミミーンはその身をズタズタに引き裂かれ、
消し炭となって消滅した。
「ガアアアアアアアッ…」
「やりぃ!」
えん魔が指を鳴らした。
「この世の物質を構成する5つの理による攻撃だ。これが通らない敵は存在しない」
「勝った…んでしょうか、父さん」
「ふぅむ。小牟の結界で霊的に相手の動きを封じ、そこにあの連続攻撃じゃ。
並大抵の相手ならば、ひとたまりもあるまいがのぅ」
「ひとまず行く手を阻む者はいなくなった。えん魔、先を急ぐのだ!」
「おうよ、シャポーじい!」
かくて、宇宙妖怪ミミーンを退けた零児達。
クンクーンに続き、ミミーンも倒れた。まどかの居場所をいち早く突き止めた暁美ほむら達は進む。
「そろそろよ、みんな」
「よ、ようし。待ってなよ、まどか。今、あたしが行くから!」
「南無大慈大悲…」
「頼むわよ、クラック・エンホース…!」
既に臨戦態勢に入るさやか、ぬ~べ~、忍。準備は万端。