小説・CROSS HEROES tss 第66話「ミミーンの弱点」 | tの丸顔ブログ

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世界の破壊者、tケイド ブログの世界で、その瞳は何を視るー。

――その頃、有栖零児達は。

「キシャアアアアアーッ!!」

宇宙妖怪ミミーンと交戦していた。

「うわっ!?」

剣と化した伸縮自在のミミーンの腕が鬼太郎を強襲する。

「この色白オバケがッ!」

小牟の愛銃・銀の狙撃がミミーンの右半面を弾き飛ばす。

「やったか!?」

しかし、それはすぐに修復する。

「奴には物理的な攻撃は殆ど効果がありません!」
「っちゅーても、早過ぎじゃろ修復が!」

「鬼太郎! どうすればいい!?」
「奴は熱に弱い! 即ち炎を纏った攻撃が効果的じゃ!」

目玉おやじの助言。かつて鬼太郎は地獄でミンミーンと戦った。
やはりその修復能力に苦戦を強いられたが、地獄の業火の中にミミーンを突き落とす事により、
粘土のように分裂・再生を繰り返すミミーンを固形化させ、撃退したのだ。

「ようし! そんなら俺の出番だな!!」

えん魔がステッキをくるくると回し、5回転ほどさせた所で縦一文字に構える。

「妖能力ッ! 焦熱地獄ッ!!」

迸る紅蓮の豪炎。たちまちミミーンを取り囲む。

「ギッ!? ギイイイイイイイイイイッ!!」

炎を払い除けようと両手を振るい、暴れるミミーン。

「効いてるぞ!」
「一気に畳み掛けるッ!!」

ミミーンが弱った所に零児の追い撃ち。

「護業抜刀、火燐ッ! とぉああーッ!!」

袈裟斬りの太刀筋で振り下ろす炎の剣がミミーンの右肩に食い込む。