「ぴぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!」
ついにカズマの拳はクンクーンの弾力を押し切り、その腹を貫き破った。
空洞となった部分から溢れるエネルギーが行き場を失くし、クンクーンの断末魔は爆発の中へと消えた。
「やった!」
「へへっ…!」
(カズマとか言ったか…何てデタラメな奴だ。これがアルター使いって奴かよ。
あの攻撃をまともに喰らったら魔法少女でも無事じゃいらんねえな)
杏子はカズマの実力を認めると同時に、その力を脅威に感じていた。
「佐倉さん、美樹さん達の応援に行きましょう」
「フン、休む暇も無いってか」
「よお、アンタはどうすんだ? 帰ってもいいんだぜ」
「さっきのバケモノみたいな奴が他にもいんのか? いいねぇ。全員俺がぶっ飛ばしてやるぜ」
「はぁ…呆れるくらいのタフな野郎だな。好きにしな」
宇宙妖怪クンクーンを倒したカズマ、巴マミ、佐倉杏子は別ルートにいる仲間達の元へ向かった。