癌とわかった時、

何でお酒も飲まないのに、

タバコも吸わないのに、

まだまだピチピチ?の20代で仕事もこれからだし、

妊娠、出産もまだまだなのに、

何で私が癌になったんだろう。

 

と思った。

 

最初は原因を探して、


自分がくよくよ悩みすぎるからだとか、

もっとポジティブにならなきゃいけないんだ、

とか、

自分のせいな気がして凄く辛かった。

 

実際に、周りから


「私の周りにも癌になった人いるけど、みんなポジティブに生きてるよ!」


とか


「ポジティブに前むきになったらNatural Killer細胞が出てきて癌も絶対治るよ!」


とか言われるのが、すごくきつかった。


もちろん励まそうとしてくれてるのは分かるんだけどね。


なんか、自分の気持ちの持ちようと言われている気がして、

変にポジティブにならなきゃ!とプレッシャーを感じていたと思う。

 

でもね、

病気になった原因を考えるんじゃなくて、

病気になった意味を考えよう、ってそう思った。


 

そしたら、この2年位、自分が自分じゃなくなるくらい悲しい出来事が沢山あって、

それで毎日思い悩んで泣いてたり、

忙しすぎて私生活を無理していたり

身体の声に耳を傾けて来なかったんだなあ、と


自分は大丈夫って頭では言い聞かせてたけど、

心は限界だったんだなあと。


今まで無理していたことを、私の代わりにこの悪性腫瘍が大きくなって、


もう無理しないで、大丈夫だよ、

自分の好きなように生きていいんだよ


と教えてくれたんだと思った。

 

(なんかこうやって書くとスピリチュアル笑

だけど、

本当にこう思うことですっと楽になった。)

 

だから、

これを機に、

無理をせずに、

好きなように生きたいと思った。


そして、自分を、

身体も心も

大切にしたいと思った。

 

今このモヤモヤとしていた時期に、

癌になったのは、

きっとそう言うことなんだ。