昔の仲間が結婚したと聞き、
なんとなくフラッと帰郷。

相変わらず真っ黒い顔。
隣には可愛らしい異国の妻を乗せ、
幸せそうに笑う。

気の弱いように見える彼が、誰よりも速かった。
不器用だけど真っ直ぐな男だと言うことは知ってる。
みんなそんな彼が、たまらなく大好きだった。

あの日、誰よりも速かったNSRに傾けた熱を
今は異国の妻に向けてるのだろう。
変わらない笑顔が本当に嬉しい。

「バイク カッチャイナヨ。」
「そうやなぁ。やっぱりNSRかなぁ。」

笑顔で話す二人は元気をいっぱいくれた。

また一緒に走ろうな。って言おうと思ったけど
それはこの次あったときにでも伝えようと思う。