久しぶりです!

今日の1冊はこれです!

泡坂妻夫「乱れからくり」。


泡坂先生の名作をいまさらながら読みました。



結構昔に書かれたものですが、トリックも考えられていて、

今読んでもすごくおもしろかったです。


始めの方に隕石が落ちてくるという事件が起こるのですが、

昨日のロシアでの出来事をみて本当にあるんだなと思いました。


乱れからくり (創元推理文庫)/東京創元社

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今日の1冊。


乾くるみ「カラット探偵事務所の事件簿1」。


乾くるみさんの短編集ですね。



謎解きだけを専門に扱う「カラット探偵事務所」。


事務所所長の古谷と元新聞記者の井上の2人しかいないこの事務所に、

次々と持ち込まれる「謎」を解決していくというもの。


ただ、殺人などの重い事件はなく、せいぜい日常で起こる謎を解くといった感じなので、

乾さんの作品の中でも比較的読みやすいほうではないでしょうか?


文庫版「スリープ」の裏面に「どんでん返しの魔術師」と書かれていた乾先生ですが、この本は…。


ま、読んでみればわかります(笑)。



僕のおすすめは「怪文書事件」と「三つの時計」。


早く「カラット探偵事務所の事件簿2」を読んでみたいですね~。


カラット探偵事務所の事件簿 1 (PHP文芸文庫)/乾 くるみ

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今日の1冊。


乾くるみ「スリープ」。



先日は昭和初期のミステリーでしたが、今回は未来のお話です。


時に2006年、テレビ番組の人気中学生リポーターの亜里沙は冷凍冬眠装置の研究をする、

「未来科学研究所」の取材へ向かう。


その取材中、立ち入り禁止の区域に入ってしまい、あるものを見てしまう…。



乾さんは僕の好きな作家の1人です。



単行本が2年くらい前に出ていたんですが、なかなか読む機会がなくて…。


つい先ごろ、文庫化されましたのでほぼ同時期に文庫化された「セカンド・ラブ」(文芸春秋刊。こっちは単行本も持ってる)と合わせて購入いたしました。


これもまた読みやすく、すらすらと読んでしまいましたね。面白かった!乾さんらしい!


今回読んだ文庫版の裏には「どんでん返しの魔術師」と書かれていましたが、まさにその通りではないかと。



乾さんといえば「イニシエーション・ラブ」が一番有名かと思います。


かくいう私も「イニシエ」から入った口ですが、読み終わった後の衝撃は忘れられません。



その衝撃に近いものがこの「スリープ」では味わえると思います。



スリープ (ハルキ文庫 い 15-1)/乾 くるみ


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