熊本地震の前・・・・
猟犬として生きてきたであろう
吠える犬が 収容された頃の事
熊本地震から 10年の節目を迎える年
あの時 生き場を失ってしまう
犬たちへ 被災地へ 飛んできてくれた
同志の想いと 命のバトンを
受け取ってくれた 家族の想い・・・・
タカノサン ボクはね
八代保健所から 東京の真ん中の
おしゃれなシェルター ティアハイムコクアで
被災地からのレスキュー犬として 命が守られたんだ
そのシェルターに ナオミさんがいてね
タカノさんに 連絡したでしょ
学校の先生のおうちに決まったよ
ジョンは もう 大丈夫!
ボクの母さんたちは 教育者だから
命が かけがえのないものってことを
ちゃんとわかってるんだ
そして 命には 限りがあるってことも
でも それは 終わりじゃないってこともね
ボクが 旅立ちを決めた日はね
久しぶりに おとなになった お兄ちゃん お姉ちゃんも
み~んなで 揃ったお年始の日だったんだ
幸せな日 だって ボクは はじめて
孫っていう やわらかい小さな家族に会ったんだ
泣いたり 足をバタバタしたり
アーとか 言っても 家族みんなが 笑ってる日
八代保健所から来た 怖がりで甘えん坊の
妹 べスちゃんには ちゃんと伝えたよ
寂しくなるんじゃない ベスなら もう大丈夫
しっぽの家族として モフモフを
孫にも 教えるんだよってね
家族の笑い声
美味しいご馳走 なんだかあったかい
ミルクの香りのするリビングで・・・・
ボクは 夢を見ていたんだ・・・・ 行ってきますって
はじめましてが お別れの日じゃないよ
ボクの 命のバトンを 君につないだ日なんだ・・・
ボクは この場所で たくさんの愛を知った
愛されるって とても ステキなことだから
君も たくさん 愛されるんだよってね・・・・
急に 出発を決めたから
母さんが ボクを抱きしめて 泣いてしまったんだ
だけどね
タカノさんの声が聞こえて
母さんの声が 明るくなったよ
ジョンには たくさんの幸せをもらいました
ジョンが来てくれて 幸せでした
とっても とっても イイ子でしたって
ボクの自慢話を泣き笑いしながら おしゃべりしたね
母さん ぼくは 生まれて初めて
クリスマス お誕生日 お散歩 ボク専用の穴掘り花壇
たくさんの ジョンのものを もらったよ
白濁して見えないって 獣医さんは言ったけど
心の目は いつも いつも 見えてたよ
美味しい物は ベスが教えてくれたしね
ぼくのことを 見つけてくれて ありがとう
ぼくを 愛してくれて ありがとう
あの日 駆け足で 東京にやってきた
タカノサンが笑っていた リビングから
ぼくは 虹の橋へ向う準備をしていくよ
ジョンがとっても 良いお顔なんです
見ていただけますかって
ぼくの寝顔
はちボラ応援団 はちボラPTAみなさん
ぼくは 愛されワンコのお手本だよ
ジョンベスの ジョンは
こんなに 安らかに 眠るように
家族が みんな揃った日を 選んでいくんだ
今年に入り 少し調子がおかしいぞって
ワンワン吠えて 病院へ連れて行ってもらった時
あの時から 母さん ぼくは そろそろ時が来るよって
教えたでしょ 一緒に見た ふるさとの海
美味しかった ケーキ 美味しかった ムサコマダムのお肉
たくさんの 美味しい 嬉しいを心に詰め込んで
ぼくの旅支度は いっぱいだ
母さんは いつも はちボラのお洋服が似合ってるから
ぼくの自慢だったよ コトラ先輩に会ったら
ちゃんと 伝言するね
その節は 妹のベスが お世話になりました
ぼくが ジョンですって・・・・
タカノさんと約束したから
胸を張って 虹の橋へ向うんだ
捨てられた犬じゃない しっぽの家族だからね
ジョン また会おう
あなたに会えたら たくさんの話があるんだ
熊本地震からのレスキュー
コクアのナオミさん そして ジョンベスママ
本当の 本物の 愛を持った人を教えてくれた
たくさんの仲間に会わせてくれた
ジョンには 感謝状を持っていくからね
コトラと一緒に みんなと一緒に
ちょっと先に行って 待っていてね
保健所の犬を助けてやったのに
吠える どうしようもない悪い犬と
たった半日で 翻弄された犬
人の欺瞞を見抜き 本当の家族を見つけた犬
ジョンは 熊本地震被災犬としてではなく
大好きな カワイイ
賢い うちのジョンとして
虹の橋へ 旅立ちます
10年前 疲弊し 困惑しながら
なぜ 吠えるかを考えて 対応してほしいと
伝えあの日 電話越しに 保健所の犬なんてと
ボランティアのことを長々と罵倒した人には
二度と 会えない場所に行く
ジョンは天国の入り口で・・・・
私たちを待っているんだ
犬は 生き方を選べないのではなく
犬は 生きる場所を 自分で見つけて
そのしっぽを たくさん振るんだ・・・・
そんな 素晴らしい縁の はちボラ譲渡を
これからも たくさん つないでいこう・・・・ね