静岡市で4月に保護された身元不明の女性が、埼玉県で一人暮らしをしていた70代の女性だとわかった。静岡市が24日、発表した。女性が静岡県内の菓子を好物に挙げたことが身元特定の手がかりになった。
女性は4月20日午前9時ごろ、JR静岡駅北口のタクシー乗り場で「病院に行きたい」と告げたが、行き先や自分の住所、名前を答えることができなかったため、静岡中央署が保護。その後、静岡市内の病院に入院していた。
今月10日、市職員が手がかりを得るため、女性と面会。女性は4人の名前とともに、好物として県内の有名な菓子の名前を挙げた。市が菓子の製造会社に4人の名前を伝えて購入者リストを調べてもらったところ、1人分が一致。リストにある住所の自治体の協力を得て、親族とみられる人物に女性の写真を送って見てもらい、本人と確認されたという。
女性はインターネットなどで菓子を注文していたらしい。親族は女性が行方不明になっていたことを知らなかったという。(野口拓朗)