ヴィオラスペース2022
第5回東京国際ヴィオラコンクール
本日6月3日はいよいよファイナル
紀尾井ホールで聴くことができました。
3名
サオ・スレーズ・ラリヴィエール(フランス)
ハヤン・パク(韓国)
湯浅江美子(日本)
前半は室内楽、ブラームスのソナタ
後半はオーケストラと、ウォルトンのヴィオラ協奏曲
直前にそれぞれのプロフィールが公開されました。
私は終了してから拝見しましたが、どの方もコンクール入賞歴があり凄い優秀!
どの方も本当に素晴らしく、音色が美しく魅力的。
全員が1位でおかしくない感じです。
共演のそれぞれのピアニスト3名も、オーケストラ(東フィルハーモニー)も素晴らしかったです。
前半のブラームスは1階のバルコニー席で聴きましたが、ソリストとピアニストの表情がとてもよく見えてリアルに楽しめました。とても魅力的なソロとアンサンブルでした。
後半のウォルトンのヴィオラ協奏曲はは1929年に作曲された20世紀の名曲で、
とてもスケールの大きい作品なので、バルコニーではなく中央の真ん中で聴きました。
オーケストラは難しい大曲を3回、迫力あり素晴らしい完成度、
ソリストは当然暗譜で完璧な演奏!
オケもソリストも、コンクールですが音楽を楽しんでいた感じでした。
ファイナルの演奏は、下のYouTubeのリンクでLiveがご覧頂けます。
明日6月4日は入賞記念コンサートが午後3;00からあります。
詳しくはヴィオラスペースホームページでご確認下さい。
FINAL ROUND ( Pt.1 Sonata for Viola and Piano )
①Sáo SOULEZ LARIVIÈRE, France | Johannes Brahms / Thomas Riebl (arr.): Sonata for viola and piano in G major (original: Sonata for violin and piano in G major, op.78) Ryoji ARIYOSHI, piano
②Hayang PARK, Korea | Johannes Brahms: Sonata for viola and piano no.1 in F minor, op.120, no.1 François KILLIAN, piano
③Emiko YUASA, Japan | Johannes Brahms: Sonata for viola and piano no.2 in E-flat major, op.120, no.2 Fuyuka KUSA, piano
FINAL ROUND ( Pt.2 Walton Viola Concerto )
①Sáo SOULEZ LARIVIÈRE, viola William Walton: Viola Concerto (1962 revised version)
②Hayang PARK, viola William Walton: Viola Concerto (1962 revised version)
③Emiko YUASA, viola William Walton: Viola Concerto (1962 revised version)
Yukari SAITO, conductor
Tokyo Philharmonic Orchestra Result announcement by Antoine Tamestit, the president of the jury
◆プロフィール ※ヴィオラスペースホームページより転載
●サオ・スレーズ・ラリヴィエール(フランス) Sào Soulez Larivière, France
サオ・スレーズ・ラリヴィエール(フランス/オランダ・23 歳)はオスカル・ネドバル国際ヴィオラコンクー ル(2020)、マックス・ロスタル国際ヴァイオリン・ヴィオラコンクール(2019)、セシル・アーロノヴィッツ国 際ヴィオラコンクール、ブラームス国際音楽コンクール(2017)など、数々の国際音楽コンクールの受賞 歴を持つ。クラシック音楽を身近に感じてもらえるよう、独自のプログラミングで聴衆を魅了している。ま た、数々の楽曲をヴィオラのために編曲、また、現代作曲家の作品を勢力的に取り入れ、ヴィオラのレ パートリーの拡充にも力を入れている。現在、ハンス・アイスラー音楽大学にて、タベア・ツィンマーマン に師事。
●ハヤン・パク(韓国) Hayang Park, Korea
1998 年ソウル生まれ。2018-2021 年、ソフィア王妃高等音楽院にて今井信子に師事。2017 年、第 15 回東京音楽コンクールにて第 3 位入賞。東京フィルハーモニー交響楽団とヒンデミットの「白鳥を焼く 男」を好演。韓国国内でも数々の受賞歴を誇る。ヴェルビエ音楽祭、小澤征爾音楽塾などのフェスティ バルへ積極的に参加。2021 年より、クロンベルク・アカデミーにて今井信子に師事。
●湯浅江美子(日本)Emiko Yuasa, Japan
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部をヴァイオリン専攻、ヴィオラ副専攻として 卒業。ミュンヘン音楽演劇大学ヴィオラ科において学士、修士共に首席で修了し、現在は同大学室内 楽科修士課程に在籍している。主な受賞歴には、2021 年ヒンデミット国際ヴィオラコンクール第 1 位及 び聴衆賞、2020 年ブラームス国際コンクール第三位などがある。これまでにヴィオラを佐々木亮、ハリ オルフ・シュリヒティヒに、室内楽をエベーヌ弦楽四重奏団、ディルク・モメルツ等に師事。Live Music Now München、Deutsche Stiftung Musikleben 奨学生。