4日のゲーム音楽のニューイヤーコンサートが終わってやっとお正月気分、
観たかった「パガニーニ」のアンコール上映で、Bunkamuraル・シネマに行ってきました。
再上映で混んでいたら、と心配する友人の言葉でネット予約して、良いお席で落ち着いて鑑賞できました。
「愛と狂気のヴァイオリニスト」というタイトルで、よく描かれている筋張った感じではなく、肉感的で愛欲的なパガニーニでした。
主役のヴァイオリニスト、デイヴィッド・ギャレットは、クラシックだけでなくロックのクロスオーバーチャートでも9週連続1位だそうで、パガニーニの逸話その物のような超絶技巧で5億円のストラディバリウスを奏でていました。
天才も子供の頃に親の英才教育があって育ちますが、その親の範疇を超えた才能が見えるとパガニーニは父親にひどく叱られます。
あの時代のセンセーショナルと言える彼のもの凄いテクニックや才能も初めは見世物の様に扱われ、正当に評価されません。
その才能を見出したマネージャーが現れ、物語は展開していきます。
ロンドンで出会った指揮者の娘との純愛、パガニーニがヴァイオリンでアルペジオをはじきながら彼女の歌うコロラトゥーラの美しい音楽、素敵でした。
たくさんの作品を作曲していたのに盗まれたり真似されるのを嫌って、あまり楽譜を残さず、有名なカプリスとヴァイオリンコンチェルトも12曲あるうちの6曲しか楽譜が残されていない様です。とても残念ですね。
悪魔のヴァイオリニスト、と呼ばれる逸話もちりばめられ時代背景もお話も面白かったです。
ロビーではD・ギャレットのブラームスとブルッフのViolinコンチェルトのCDと、映画のトラックバックのCDも販売されていました。
アンコール上映は1月16日まで、1日1上映なので興味のある方はお早めにどうぞ。
久しぶりの休日で友人と渋谷の街をぶらぶら、いろんなビルができて変わりましたね。
Hicarieのギャラリー階から見えたさくらホール
東京室内管弦楽団の自主公演の会場で利用していますが、
ドームのプラネタリウム、こちらも時間を作って行きたいなと思います