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「ぬか床は底からかき混ぜる」
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■子供の頃、おばあちゃんが
ぬか漬けをつくっていました。
ぬか床に塩を付けたキュウリやなすを
ぬかに埋め込む作業を見ていると
茶色いぬか床はたぷたぷして、
ひんやりして
本当に気持ちよさそうで
いつも「なぁ、触らせて」とお願いしていたのです。
でも、私が表面の方ばかり触っていると
おばあちゃんは
「ひろみ、ぬかっていうのは生きているんやで。
だからな、底のほうまで手を入れて
空気がまんべんなくいくように
毎日かき混ぜないと、死んでしまうんや」
と、教えてくれました。
■目の前にある「ぬか床」が
生きているようには全く見えなかったけれど
底からかき混ぜて、空気をまんべんなく
いきわたらせることが
「生きる」という意味なのだと
なんとなく思ったのです。
■私たちの人間関係は
この「ぬか床」のようです。
私の組織も
この「ぬか床」のようです。
表面的に見えるところばかりに気をつかって
目立つことばかりに気をとられていると
いつしか
縁の下で支えてくれている人の気持ちや
今まで育ててくれた人への恩なども忘れて
いくのです。
見えないところにも
きちんと意識ができる人になりたいものです。
いつまでも、
支えてくれている人への感謝を忘れない人でいたいものです。
■人間関係を「ぬか床」のように毎日、
かき混ぜるというのは
「関心を寄せる」ということです。
自分の意識をそこに流すということです。
だから活性化して
組織も人間関係も呼吸しているみたいに
生きてくるのです。
和田裕美