最近ダンパーのOリングの種類を変えたんですが、走行するとすぐにパツパツになってしまうんですよ😑

 

↓こんな感じ


この1年、オイル漏れが結構多いOリングを使っていたせいか、ここまでパツパツになることはなかったんですが、何年か前にも同じ状態になったことがありました。

 

簡単に反発力を測ってみました。

縮み始めるまでに350g、27mm縮めると800g。
ばね定数を計算すると約17gf/mmにも。

リア用のスプリングが40gf/mm程度なので、これと合わせたら相当硬いバネになってしまいます滝汗



なんでこんなにパツパツになるのか、気になってしかたがないんです🤔


まず私の最初の仮説です。

 

①走行中、ダンパーが伸びたり縮んだりするとき、Oリングとシャフトの間から空気を吸い込む。

 

②空気は上の方に移動していくので、入ってしまった空気は出ていきづらい。

 

③これを繰り返してどんどんシリンダ内の圧力が上がっていく。

④パツパツダンパーのできあがり😤

 

ある程度まで圧が上がると、それ以上は空気が入ってこられない状態になると思います。

 

 

でも、解せないことがあるんです。

 

パツパツになった状態で、キャップのビスを外してエア抜きをするじゃないですか。

プシュっと💨

その直後はパツパツが緩和されるんですが、数分でまたパツパツ(エア抜き前よりは少し弱くなりますが)に戻るんです。


動かさなくても空気が入ってくるのか??

Oリングがよほど緩くて、ガバガバなのか?

う〜ん🤪

 

でもね、一旦ダンパーを分解、普通に組み直したあとは、走らなければパツパツにならないんです。

 

ますますわかりません。

 

 

 

また実験です。


一旦ダンパーを組み直し、最後、シャフトを伸ばした状態でキャップのビスを締め込みます。

 

この状態だとダンパーは棒のように突っ張って縮みません。


縮むためには、シリンダに入っていくシャフトの体積分の逃げが必要なのですが、中は油でいっぱいだし、油は圧縮されても体積が減らないからです。


無理やり手で押し込もうとしますが、Oリング部分から油が漏れる気配はありません。


それでも目一杯力をかけていくと、キャップが圧力に負けて、ベコっと外れてしまいました💥


少なくとも、油に対するOリングのシール性能は悪くないと言えそうですね。

 


次に気になるのが、普通に引きダンパーとして組む、すなわちシャフトを押し込んだ状態でビスを締めるときのこと。


このとき、空気は中に残っているのか?

先日公開された足立選手のYoutubeでは、キャップをかぶせるときに空気が入って、全部は抜けないとおっしゃっていました。

 

それじゃあ、ということで思いついた実験が、オイルに完全につけ込んだ状態でダンパーを組み立てること。

これなら組み立てるときに空気が混入することを防げます。

これでどんな動きになるのか興味津々。

 

この実験でいろんなことがわかりましたよ💡

 

長くなったので、次の記事へ

 

つづく〜