今回の総選挙の放送を見て、私は別の方向からの視点でずっとテレビを観ていたんです。私の推しメンの宮澤佐江ちゃんは過去最高の８位になった事なんかもどうでもいいんです。まゆゆが連覇にならなかったことも私としてはどうでもいいんです。指原が２年ぶりの王座に輝いたこともどうでもいいんです。
では私はこの数時間、どういう視点でこの放送を観ていたのか…。
私にはちょっとわかんないんですけど、まずこの選挙で集まった「総票数」は一体いくつなんでしょうか？おそらく２百万を超えるくらいでしょうか？１位だけで１９万超。１０万票超えも５人もいたんですよね。そもそもこの総選挙に「投票」するにはAKB48の「ＣＤ」を購入して、それに付いてくる投票権を使って投票していくシステムです。
すなわち、投票したければ有権者はお金を支払った上で投票する。場合によっては複数枚購入して推しメンを応援する。そういうシステムです。
そんでもって、実際に行われている議員や市長等を選ぶ選挙。最近では「大阪都構想」の住民投票も入りますかね。こちらの投票率の低下が最近では話題になっております。特に若者の投票率の低さ。若者はほとんど選挙に行きません。今の若者の政治に関する興味の無さは異常とも言えます。それこそ先日行われた、大阪都構想の住民投票。個人的にすごい投票率になるだろうと思っていたら、たったの66％。そしてこの住民投票でも若者の大半は投票すらしていなかった現実があります。
私は今の若者に聞いてみたいんです。AKBの総選挙は毎回投票してますが、議員等の選挙は一度も投票していないっていう人はどれだけいるのだろうかと。そしてそれはなぜなのか問うてみたい。AKBはお金を払ってでも投票するのに、２０歳になれば誰でも無料で１票を投じれる議員等の選挙にはなんで行かないのか？
自分の未来の生活に関する事には関心がないのに、１アイドルグループの順位を決めるだけの事だけにはなんで興味を持てるのか？これが私には不思議でたまらないのです。
私はAKB総選挙の生放送はけっこう見ていますが、投票は１回もしたことがありません。もっと言えばCDすら買ったことはありませんね。
今後また消費税が１０％に上がり、年金だって若者にとってはだんだん損することになっていく流れになっている。若者が守られる法律はさっぱりつくられないのに、その若者達が政治に無関心。でもアイドルグループの１人のためにならお金を払っても投票はする。これが今の日本なんです。
少子高齢化になり日本の人口も減ってきている今の日本。今の若者は将来をどうお考えなのでしょうか？極端な話、AKBの選挙は自分の推しメンに入れて、その人が１位になったとしても、自分の生活には何にも影響はありません。１位になったアイドルが喜ぶだけです。だったら議員を選ぶ選挙、都構想で言えば、大阪の未来を考える投票。こっちにはなんで「無料」なのに投票しにいかないんでしょう？
逆に言えば、若者達を投票に行かせるヒントというのはこの「AKB総選挙」に隠されているのかもしれません。たまに投票を義務にして、投票しないヤツは罰則をもうけるなんて考えている人もいるようです。私はそれには反対ですけどね。選挙は行ったほうがいい。どうやったら若者に政治に関心をもってもらえるのかが重要なのではないでしょうか？
まぁ私の言いたいところはそんなところです。AKBの選挙で１票の大事さをわかった方もいるのかもしれません。実際の政治だってそうなんですよ。自分の１票の大事さをわかってほしい。今後の選挙で少しでも投票率が上がることを願っております。あ、でも今度投票できる年齢が18歳に引き下げになるんだっけ？無意味だと思うなぁ今のままなら。逆に投票率が下がりそうで怖いわ。そんなことより政治に関心を持ってもらえるような政治をしてもらいたいものです。
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