2017年~2019年にダム巡りをしていたところから、土木遺産系(橋とかトンネルとか道とか)のブログと繋がり、そっち系からいろいろ触発されたりしています。
身近なところで何か面白い場所はないかなーと調べたりもしましたが、なかなか行くまでにはならずでした。(←この辺がヘタレな部分でスミマセン・・・)
今年、鉄道は150周年(新橋-横浜間)とやっているので、鉄道関係で残ってないかなーとwebを調べたこともありましたが、web情報ではなかなか近くには無さそう・・・
と思っていましたが、前に大船駅近くの踏切の横を通った時に、見つけてしまいました!
レンガ造りのものを!!
見かけた日は通り過ぎざまに見ただけで確認するまでいかなかったので、ある日、重い腰を上げて行ってみました。
場所はここ。
大船駅から南南西くらいに位置する、藤沢(静岡)方向に行った最初の踏切の横です。
ここは鎌倉へ抜ける道なので、結構有名だと思います。
ここの踏切はデコボコ踏切で、スピードを出して渡るとすごく跳ねます。
また、たまに撮り鉄が待機していることもある場所です。
踏切の横を小袋谷川という小さな川が流れています。
その小袋谷川を線路が通るための橋梁です。
まずは線路わきの道に行きました。
鉄道の隣に走ってる道路の橋です。
その全体図を載せたくてストリートビューから借りてきました。
黄色の矢印は本命の鉄道橋です。
道路の橋の名前は「大船橋(おおふなばし)」でした。
大船駅を背に大船橋を見たことろ。(ストリートビュー)
下流側の欄干はちょっと変形です。
覗いてみたところ。(下流側)
川が見えなくなってる辺りで柏尾川に合流します。
こちらが上流側の欄干。
上流方向に目的の線路の橋があります。
上流側を覗くと・・・
レンガの橋脚なんです。
これ以上どうすることもできないので、写真がこんなのしかないのですが・・・
護岸に何か所かはしごがついていて降りれなくはないけど、人も車も通る道で降りる勇気はありません。
踏切を渡ってみます。
ここは東海道線と貨物線が通ってます。
見えてる砂利の無い部分が気になっている橋です。
橋の反対側は関係者以外立ち入り禁止の場所となっています。
これくらいしか見えません。でもレンガは確認できます。
さらに先に行くと、こちらは横須賀線の車両基地への引き込み線があります。
こちらの橋はさらに遠くて様子が確認できません。
というわけで、赤い矢印の橋に行って見てみようと思います。
次の橋はこんな橋です。
下流ですぐに合流しています。
線路方向を見てみますが、レンガは見えません。
現在の車両基地の前身である大船電車区が使用開始されたのが昭和35年らしいので、引き込み線の橋は新しいんじゃないかと思います。
上流方向の欄干。
「おちあいはし」と書かれています。
昭和29年3月竣工と書かれています。
結構古いですね。
おや、川の上流の写真がありませんでした。
街中だから撮らなかったのかな???
橋の後は大船駅方向へ向かいました。
横須賀線の高架です。
右側に歩道があります。
歩道。
お魚の絵がかいてあります。
通り抜けて振り返ったところ。
横須賀線の新型車両が通りました。
さらに駅に向かうと、モノレールが走っていました。
駅の東口ロータリーに到着。
大船観音が見えます。
さて、レンガ造りの橋脚を見つけたけれど、あの橋がいつから存在するのかどうか・・・
銘板も見つけられませんでした。
ネット検索したら1つだけこの橋脚を記事にしているものを発見しました。
そのブログによると、この鉄道の橋の名前は「小袋川橋梁」となっていました。
鉄道の橋の名前ってどうやって調べるんでしょうね???
もしこれが東海道線開通当時からのものだとしたら、135年以上前のもの???
2018年に大船駅130周年イベントに行った記事がありました。
調べてみたら、お隣の藤沢駅は大船駅より一年前に開業しているみたいです。
そして、橋梁の名前まで書かれていたブログには2017年は「横浜-国府津間が開通して130周年」とも書かれています。
じゃぁ、大船駅は後からできた駅なのね。
古今マップ on the webという地図ページで一番古い1896-1909というので調べてみると、鉄道の路線は今と位置が変わってなさそうです。
(カーソルを古地図に乗せると「明治36年」となり、1903年(119年前)の地図だと思われます)
これは結構土木遺産ものっぽい感じがします。
しかもwebで出回ってる記事があまりなさそうですね。
開業当時からのレンガだったらいいなー。