アントニオ猪木さんが初主演の映画 『アカシア』 を観る為に、新宿に
行って来ました。
初日とあって舞台挨拶もありました。
舞台挨拶観覧は初めてのことです。
今まで何度も機会があったのに、何故か未経験でした。
猪木さんの演技が下手なことはしょうがないので、ストーリーを楽しもう
と思っていたのですが、ストーリーも ? というものでした。
各所で見聞きするレビューも、褒めすぎなのではないかと感じました。
(個人的な感想です)
良かったのは子役の林凌雅君の演技と、エンディングで流れる主題歌。
林君の自然な演技は、完成されたものなのにまだまだ大きく成長する
可能性を感じるものでした。
当たり前かもしれませんが猪木さんを巧みにリードしていて、猪木さん
の大きな存在感の添え物ではなく、完全に食ってしまっていると言って
もいいかもしれません。
エンディングで流れる持田香織が歌う主題歌も良い曲でした。
あまり音楽には関心がないので持田香織さんの事もよく知らないので
すが、この主題歌で聴いた透き通るような声に心が揺さぶられました。
舞台挨拶の始めに、いつものように 「 元気ですかぁー 」 と叫んだ
のですが、マイクの故障か何かで館内に声が拡がらなかったり、撮影
完了から2年もたっているのにまだ作品を見ていないと告白したりと、
舞台挨拶時の座談会?が一番面白かったです。
また、辻仁成監督が格好良かった(見てくれが)。
とても50歳には見えない。
芸能人の多くはそうなのだが辻監督も本当に若い。
見た目は30歳そこそこで十分通用するものでした。
アンチエイジングの一番の秘訣は人に見られること、人に見られること
を常に意識し続けることだと思いました。
ついこの前、母方のお婆ちゃんの葬式で親戚に会ったとき 「 この前
まではチャラチャラしたとこを感じるアンちゃんだったけど、ちょっとおじ
さんになったな 」 「 この前までは若いニイチャンだったのに少し老
けたね 」 と言われてしまって少し焦っている僕なので、映画よりそっ
ちの方が大きく印象に残ってしまいました。