かつては人気NO.1のレスラーとして栄光を得ていたランディー。
50代になってもかろうじて現役を続けているが、もちろんプロレスだけ
では生活が成り立たず、スーパーマーケットでアルバイトをしながら凌
いでいる。
そんな落ちぶれたプロレスラーを題材としたヒューマンドラマである映
画 『 レスラー 』 を観るために、池袋のシネ・リーブルに行って来ま
した。
・ ・ ・ ・ ・
歳をとり落ちぶれて不幸な人生を送るレスラーは多い。
アルコールや麻薬などで全てが崩壊してしまった例は数知れず。
不思議なのは、周りの協力で立ち直り、改心したとたんに交通事故な
どで命を落とす、という例が凄く多い。
改心して上手くいっている選手はいないのでは?と思うくらいである。
プロレスラーは一般社会では通用しない人格の持ち主が多い。
だが、特殊なプロレス界ではそんな人ほどカリスマ的な人気を得て成
功 する。
プロレスに限らず、エンターテイメントの世界はどこでもそうなのかもし
れ ないが。
話はそれてしまったが、この映画もそんな年老いたレスラーの物語で
ある。
試合後に心臓発作を起こし意識を失い、緊急手術によってなんとか一
命をとりとめた。
もちろんその後の命の為にはリングで試合をすることなどできない。
時代も変わり自分も変わる。
疎遠になっていた娘と分かり合えるチャンスを無駄にしてしまい、スー
パーの仕事もプライドを傷つけられる結果になってしまった。
一度は引退を決意したが・・・
リング上にしか生きる道を見出せない人がいる・・・
それがプロレスラーというものなのか・・・
馴染みのストリッパーとの恋物語?もあり、人生を考えさせられる映画
である。
自分はこの不況でよく聞く「派遣切り」などといった言葉の対象となる人
達などと共通するものを感じた。
理由はちょっとキツイ言い方になるものなので投稿できないが。
・ ・ ・ ・ ・
前評判が良いわりに劇場はガラガラで、ゆったりとくつろぎモードで観
ることができました。
ラストでランディーが選んだ道には考えさせられるものがある。
自分らしさをとるのか迎合するのか ・ ・ ・
難しいことは自分では解らないが、この映画から自分の進むべき方向
を見い出せるきっかけになるものかもしれない、と感じた映画であります。
感性が豊かな方々。
平日なら余りこまないので、観るべし観るべしです。