MY OLYMPIC 5回目
5位入賞した北京オリンピックのお話しです。
『自己ベストを出していればメダルを獲れたっていうタイムだったので、
自分自身後悔していることもすごく多いですし、
100%のレースができなかったので、5位という成績で周りからも
「残念だったね」という声しかなかったので、すごく苦しい時期ではありました。
北京オリンピックでメダルが獲れなかったことによって、
北京からロンドンまでの4年間、必ず毎年世界のトップ3に入り続けるっていう目標を立てて
やってました。
2008年までに関しては、ランキング的にもそういうものになっていなかった分、
急にメダル圏内に入った時に、自分自身驚きとか動揺があったので、
それをなくすために2008~2012年の間は、必ずずっと世界大会で3位以内に入って、
ロンドンオリンピックを迎える時には、自信を持って絶対に表彰台は普通に行けば入れる
っていう気持ちで臨めるようにしました。』
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北京オリンピック決勝のタイムは1:55.72
自己ベスト(当時1:54.77)を出していればメダル圏内に入れたかもしれないという
後悔と、煽られたことによるプレッシャーとの葛藤は計り知れなかったものでしょう。
帰国時も空港でメダリストとそれ以外の選手の扱いの差を痛感したり、
オリンピアンは誰もが憧れる存在ではあっても、
メダリストとの扱いの差というのは私自身もしてしまうので、
これは反省しないといけないなと思います。
ソチ五輪の浅田真央ちゃんや加藤条冶さんの滑りを見て、
メダルを獲ることではなく一生懸命やることに勇気をもらった
と感じるようになるには、まだそのころの入江選手は若く
そういった心情になる状況ではなかったでしょうね。
そしてご存知のとおり200m背泳ぎにおいて
2009年の世界水泳ローマ大会で2位(自己ベスト1:52.51)
2010年パンパシでは3位(1:55.21)
2011年の世界水泳上海大会で2位(1:54.11)
100m背泳ぎでも2010年アジア大会で優勝(53.61)
2011年上海大会は3位(52.98)に入るなど世界の背泳ぎ界をけん引してきました。
その自信がロンドンでのメダルに繋がり時の人となりました。
ロンドンオリンピックについての話は次週聞けるのではないでしょうか?
来週も楽しみにしましょう!!