先日、ミツスイさんたちの写真をお届けしましたので、今回はタスマニア固有種のミツスイさんたちをば。
タスマニアのミツスイさんたちは、一言で言うと個性豊か(すぎる)。
キミミミツスイ科最大のキミミダレミツスイ(Yellow Wattlebird/よく垂れてるアイツです)から、ミツスイなのになんか変な方向に進化しちゃったオリーブハチマキミツスイ(Strong-billed Honeyeater)やズグロミツスイ(Black-headed Honeyeater)まで。
タスマニアには、大陸にいるキノボリ科(Treecreeper)という鳥さんがいらっしゃいません。ということは、そのニッチが空間ということ。――なもんで、タスマニアのミツスイ(特にオリーブハチマキさんとズグロさん)は斜め上の進化を遂げました。ミツスイなのにキノボリ科のニッチに入りこんじゃったよ!!
ミツスイなのに好物が蜜ではなくって、昆虫だよおい!!どこが蜜吸いなんですかあぁぁぁああぁっ!?

高木の上の方でちょこまかちょこまかと行動されるので、なかなか視界に入れるのは難しいのですが。よくよく見てると、枝や幹を器用に登りつつ、樹皮をひょいっと向いては虫を食べてる姿を観察出来たりします。
大陸のキミミミツスイちゃんに一番イメージが近いのは、多分キノドミツスイ(Yellow-throated Honeyeater)さん。タスマニアのミツスイの中で群を抜いての美声の持ち主です、が。――こいつも普通じゃないんだよね。何せ一番の雑食さんだから。昆虫、蜜、はては果物や種子までなんでも食べちゃう大食いさん。あと、やったらめったら縄張り意識が強くて、よく他の鳥さんを追っかけてます。

――普通のミツスイさんはどこぉおおぉぉっヽ(;´Д`)ノ!?


世界の隅っこ。
やっぱり、今日も良く垂れているキミミダレミツスイさん。


世界の隅っこ。
キノドミツスイさんを真下から。黄色の喉が良く生える!!


世界の隅っこ。
さて。この中にオリーブハチマキミツスイさんがいるわけですが……。わかるかな?


世界の隅っこ。
器用に皮をはぎはぎしてます。


世界の隅っこ。
木陰で一休み。


世界の隅っこ。
ズグロミツスイさん。なんちゅー格好をしてらっしゃるんですか……(;´Д`)


世界の隅っこ。
ばびゅーんっ!!

tazdev