朝、ようやく朝日が昇って来たころかなーと思う、そんなとき。

「クケケケケケケケケケケケキャケキャケキェッ!!」

林のどこからともなく、独特の笑い声が聞こえてきた。
犯人は、この声で間違えることは難しい。童謡にも歌われている、ワライカワセミだ。
どうやら、キャンプ場周辺を縄張りにしてるらしかった。

世界の隅っこ。