濃い青の空。
もっと濃い藍の海。
空の風が一段と強くなり、少し冷たさと激しさを増す。
海の波が一層荒くなり、極端に塩辛い水飛沫が襲ってくる。
そうなると、そこはもう南極へと続く海、Southern Oceanへの入り口だ。
海の荒野。
そんな言葉が浮かんできた。
そして、海に嗅ぎ慣れない、異様な匂いが付いてくるのに気づく。
とりあえず「クサイ」としか言いようがない、そんな変な匂いだ。
その正体とは……
コイツら!!
岩辺にごろごろ寝そべって、幸せそーにくつろいでる、茶色の物体。
Australian fur sealこと、オーストラリアアシカの大群のお出まし。
何故アシカのくせしてSeal(アザラシ)なんだ?と突っ込みたくなりますが。そこはそれ、置いといて。
実はブルーニー島の南にある、まさに絶海の孤島としか言えない 小さな島々の集まりは、オーストラリアアシカのコロニーだったりします。ここにいるアシカのほとんどはオスなんだとか。
背泳ぎして楽しんだり。
リラックスしまくりでお昼寝したり。
ほんと、もう幸せそうね。
二頭仲良くお昼寝。
実はここに、小さくだけど……。
シャイ・アルバトロス(アホウドリの一種)が隠れてます。
ふふふ。見つけられるかな?