5/18-19

今年最初の渓泊に行ってきました。

某釣具屋の店長から

イワナが釣れるその先でニジマスが釣れるんだよ!
今はニジマス居ないかもしれないけど、あの川の青さは一度見た方が良いよ。

なんてそそのかされて大蛇尾川なる所に行く事に。
大正~昭和初期にニジマスが試験放流されて、それが定着しているとか?
本当に居るとしたらざっくり100年。
これはちょっと凄い事かも?

とは言え、1人で行くにはチト心細い。
誰か巻き添えになってくれる人は・・・
居た!
しかも3人も。

シメシメ。
2人はX繋がりのフライフィッシング2年生。
もう一人は某釣具屋のスタッフ。
3人とも20代、30代のピチピチだから何かあったら見捨てても暫く生きてるでしょう。

朝6時にくるまやの近所に集合。
北関東道と東北道を心は200km/hで移動して8時に林道入口。

林道の入口に1台。
車止めの少し手前に1台。
都合2組入っている様子。

まー。良い時期だし良い天気だしそりゃ入るわなぁ。
2組だけなのをラッキーとした方が良いかな?



朝の集合地点で4人分のザック

林道を行ける所までブッ込んで行って車を停めてそこから2時間の歩き。
途中、道が崩落したりしてますがロープが張って有ったり
ロープが有っても使わずに済むような感じ。






途中、上から人が下りてきました。
お話を聞くと、1人で3泊もしたとか?
こんなクマの出る山奥に1人で3泊とかありえねーです。

んでニジマスが釣れたか聞いてみると、去年は釣ったけど今年は釣れてないとの事。
それから

残念なお知らせがあります。
今日は皆さんの他に3組入ってます。

だって。

ほうほう。
3組か。
車は1台だったから他の2組は尾根越えでエントリーしたのかな?
まー。この時期ならしゃーないやね。

下りてきた人と別れて先に進みます。
最後はつづら折れの下り坂を下ると・・・

おおっ!
水が青い!!
これが大蛇尾ブルーか。






この時点で10時過ぎ。

先行者が居たとしても暫く経ってるだろうから、釣りしながらゆっくり上がって行けば良いんでない?
という事で仲間3人に竿を出して貰います。
くるまやはニジマス目当てなので誰かがニジマスを釣ったら竿を出そうかと。




ほどなくして1人がイワナをキャッチ。
その後他2人もキャッチ。

虫も多く、少し深みが有るようなポイントらしいポイントからは全て反応が有る感じ。




取水口から少し上がった右岸に先行者のテン場が有り荷物が置かれてました。

午後になって上流から1人先行者が下りてきて話を聞くと
先ほど見たテン場の方との事。
エサ、ルアー、フライの3人組だそうで。
ニジマスの存在を聞いてみたらニジマスの生息域の手前で帰って来たとか?

他の人は入ってないとの事で、ここで最初に会った人からの情報が
3組ではなく『3人組』だった事が判明。
と言っても特に変化が有る訳でもなく。

ちなみにこちらの方。
下山した後に仲間のXにコンタクトしてきてくれて
八久和川とかにも行ってる源流ガチ勢と判明。
こわいこわい。


16時頃に本日のお宿へ到着。




既にかまどが有ったりブルーシートが残置されていたり超優良物件のテン場でした。
切り揃えられた薪も残っていたので有難く使わせていただきます。
流石にタープとブルーシートは持参した物を出します。

くるまやはテン場でビールを飲みながらゴソゴソとタープを張ったり火を起こしたり。

他3人のうち1人は東俣、1人は下流、1人は西俣・・・に行ったけど
崩落地で水が無くなって居たので引き替えしてテン場に戻って来ました。

先行者2人が東俣から下りてきて
こんにちはー!
とテン場からご挨拶だけ。

そのすぐ後に東俣に行った1人が戻ってきて、先行者の方と話したらニジマスは釣れてないとの事。

アッチャー。
ニジマスが居るってのはガセネタだったか?
こりゃいよいよ厳しくなってきたぞ?

夜の部はだいぶ酔っぱらってましたが、イワナの刺身をちょこっと作ったり、
イワナの中骨で骨酒を作ってみたりと楽しみました。



骨酒



刺身


夜0時ごろに目が覚めて一人で寝酒を煽っていたらお客さん登場。




サンショウウオって水が無い所も歩くんですね。
両生類だから当たり前か?
お目めがピョコンと飛び出ていて可愛かったです


2日目

野営の朝は気分が良いですね。
5時半ごろ目が覚めて朝からビールとウイスキーをいただきすっかり良い気分。

6時半には2人は東俣へ。
もう1人はまだ寝てたので良い気分になり過ぎたくるまやはもう一度シュラフに潜り込みます。

そうそう。
今回シュラフを買ったんですよ。
モンベルのバロウバッグ#3ってやつ。

いままでは兄貴が高校の山岳部の時に使ってたやつを借りパクしてたのですが、
最近のシュラフは30年前に比べると重量が半分。体積は1/3くらい。
コンプレッションバッグを使えば体積が1/4くらいまで小さくなります。
30年の進化はスゲー。

30年物のカビシュラフはドナドナで良いかな?

朝9時
ぐっすり寝ていたもう1人が起きたので一緒に起きて身支度を整えて後追いで東俣を釣り上がります。

仲間2人が先行しているものの結構な頻度でイワナの顔が見れました。
2つ目の滝で先行していた2人と合流。

ニジマス釣れましたー!

と嬉しい報告。

この時点で左膝が痛いような気がしてたのですが、ニジマスの誘惑に負けて滝を巻く事にします。





斜度70°くらい?落ちたら痛いじゃ済まなそう


40m位上がって下がって滝を巻きましたが帰り道に全然川通しで通れる事が判明。
ちょっと残念な気分になる事に。

んでくるまやも無事ニジマスGET!




ニジマスが釣れたのはこのポイントだけでした。

黒の斑点が頭の先からしっぽの先までびっしり入っていて北海道のワイルドのニジマスみたいな感じ。
小さいけれど風格は十分備えてました。




これは仲間が釣ったニジマス


大滝越えチャレンジは次回の宿題にします。

テン場に戻って片付けての帰り道。

う〜。
膝が痛くなってきた。

腸脛靭帯炎・・・だと思うのですが、シーズン初めに15kgくらいの荷物を背負って10km以上歩くと痛み出すんです。
腿から膝に繋がる靭帯が膝の軟骨にグリングリン擦れてそのうち痛くなってくる症状。

2回くらい痛め付けると3回目からは痛くなることは稀で、足が出来上がればそのシーズンは大丈夫。
そして翌年同じ事を繰り返す。
と言うのを10年以上繰り返してます。

冬の間にトレーニングすれば良いんですけどね。
スキーでもまた始めれば良いのかな?

ひっくらひっくら取水口まで戻って、ヒーコラヒーコラ坂を上がります。
坂を上がった所で最年少の某釣具屋スタッフが。

くるまやさん。皆で荷物を持つから先に歩いて行ってください!

そーかいそーかい。
やっと声を掛けてくれたかい!
そう言ってくれるのを待ってたよ。

つーか、もっと早く声掛けろよ!
こっちはヤセ我慢して歩いてんだよ。
と、思ったような、思ったような?

若者達にザックを任せて空身で歩きます。

おおっ!
背中に翼が生えたようだ。
レッドブル要らんがな。

とは言え痛いものは痛いので直ぐに追い付かれます。

なんとか崩落地のトラバースもやり過ごしやっとこ車に辿り着きました。
あー。良かった。

次はもうちょっと足を作ってから大滝越えにチャレンジします。

それでは!