50代見習い主夫中!
経験が足りず失敗もえーん

 

主婦(夫)先輩の
「こうすれば効率的キラキラ

というご意見待ってますラブラブ

 

「かじおやじ」ですニコニコ

 

 

第3回:LINEビデオ通話での「取り調べ」



前回は警察を名乗る人との不思議な電話のやり取りについてお話ししました

今回はその後に行われたLINEビデオ通話での「取り調べ」について
詳しくお話しします


さて
キタムラさんとのLINE友達登録が完了すると
すぐにビデオ通話の着信がありました

深呼吸して通話ボタンを押しました

画面に映ったのは
40代後半くらいの男性スーツを着て
背景は何かオフィスっぽい感じ

「はい愛知県警察本部のキタムラです」と

さっきの電話の声と同じ人物でした

まずキタムラさんは警察手帳をカメラにかざしてきました

「あ、警察手帳だ」と思わず声に出してしまいました

でも
画面越しだとよく見えないのです 😅

「すみませんよく見えないのですが、あとで確認したいのでキャプチャしてもいいですか?」と聞くと

「セキュリティの観点から画面越しの撮影は禁止されています」とキタムラさん

え?どうやって確認するの? 🤔
キタムラさんは驚いた表情を見せ

「キャプチャは撮らないでください
また、知人や家族に現状況を話すと自分の疑いが晴れない場合
その知人・家族も調査対象となる可能性がありますので注意してください
特に通話の記録、インターネット上のやりとりは検閲されます」

えっ家族にも言っちゃダメなの?

でも妻に黙っておくなんて
不安と戸惑いが胸の中でぐるぐる回り始めました

キタムラさんは続けて

「すべて潔白が明らかになったら笑い話にしても構いませんので
今は慎重に行動してください」と言い

なんだか
映画の中の主人公になったような気分です 😱

そして本格的な「取り調べ」が始まりました

「ではまず基本的な情報から確認させてください」
氏名
生年月日
住所
家族構成
同居家族の人数
自分の勤務先
妻の勤務先
自分の仕事のこと

次々と質問が飛んできます
「ご自宅で仕事をされているのですね」

「はい、そうです」
「普段はどんな仕事を?」
「プログラミングの仕事です」

質問に答えながら
頭の片隅でモヤモヤした気持ちが大きくなっていきます

「え?どこまで話していいのだろう?」って思いましたが
捜査に必要なのだろうなーって

そしてキタムラさんの表情が急に真剣になりました

「では本題に入らせていただきます」

「実は先ほどお話しした『ヤマナカマサユキ』の供述で
あなたの名前が出てきたのです」

えっ自分の名前が?どういうこと? 😨

「あなたから大阪のホテルで銀行口座を購入したと自供しています。
購入額は複数件で50万~100万
さらに利益の5%を手数料としてあなたに渡す話になっていたそうです」

もう頭の中が真っ白になりそう
自分そんなこと全然知らないのに

さらにキタムラさんは衝撃的な情報を続けて話し始めました

「別件ですが
ヤマナカマサユキの家を家宅捜索したところ
2.5kgの覚醒剤が押収されました」

「また中国の銀行 Bank of Chinaの香港支店の口座に
3億6千万程度の口座残高がありこの口座の名義があなたと同姓同名なのです」


3億6千万!?覚醒剤!?

もう現実感がまったくありません

自分の人生がどんどん
とんでもない方向に転がっていく感じ 😱

「海外の銀行なのですぐには情報を入手できませんが
口座開設時にはいろいろと条件があります。
何ヶ月か住んでいないといけないとかの条件があるため
口座開設時の書類の口座開設名義を現在確認しています」

え?自分中国に行ったこともないのに

でも同姓同名の人がいるのかな?
それとも自分の名前を勝手に使われたとか?

頭の中がぐるぐる回り

何が何だかわからなくなってきました

そんな混乱の中
自分はキタムラさんに尋ねました
「これは重要参考人という扱いなのですか?」

でも次の返答で血の気が引きました

「実は」と言って

キタムラさんは画面にある2枚の紙を見せてきたのです

そこにははっきりとした文字で

「逮捕状」と「捜索差押許可状」と書かれていました

え?逮捕?家宅捜索?

もう頭の中が真っ白になって
何も考えられなくなりました

でも
キタムラさんは優しい口調で続けます

「ただ、あなたは電話の対応もしていただき
逃亡の危険性が低いと判断されており
捜査にも全面的に協力していただいていることから
強制執行は現時点では行わない考えでおります」

ほっとしたような
でもまだ不安なような
複雑な気持ちでいっぱいになりました

そして
約1時間に及ぶビデオ通話が終わりました



その後も休憩というか先方の確認の為と言われ

何回か時間をおいて通話しました
通話記録を見ると
警察から掛かってきた電話(LINE通話含み)は6回です

最後に「また連絡します
嫌疑が晴れるまでは他の方の為にも事情を話さないでくださいね」

通話を切った後
ぼーっと画面を見つめていました

これって本当に現実?
夢から覚めたら
すべて元通りになってるんじゃない?

でも画面に残されたキタムラさんとのやり取りの履歴
これが全部現実なのだと
痛感させられました

皆様
こんな経験したことがおありでしょうか?

突然
自分の知らない別の人生を突きつけられるような

次回は
この「取り調べ」の後
どんな展開が待っているのか
ますます混乱を深める私の運命やいかに
 

 

私が犯人?!シリーズ

⇒次の話はこちら

 

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