🎈できることが、またひとつずつ

幹細胞治療から少しずつ日が経つ中で、けいくんに現れてきた変化は、どれも本当に愛おしく、嬉しいことばかり。

「こんな日がくるなんて」と、何度も心の中でつぶやいてしまうほど。
一見ささいなように思えるかもしれないけれど、けいくんにとってはどれも大きな一歩です。
 


🍔両手でしっかり持って、ハンバーガー完食!

ハンバーガーを両手でちゃんと支えながら、最後まで1人でパクパク🍔✨
今までは気が散ったり崩れてしまったり、そもそも自分の手で持つことをしなかったり、完食までサポートが必要だったから驚きポーン
こんなに綺麗に食べられるなんて、すごいよ、けいくん!

まさかのえだまめコーンまで、自分でスプーンをつかってパクパクポーン
まだまだこぼすけど、「自分で!」の気持ちがしっかり見えて、頼もしいかぎりラブ
成長って、食事の姿勢や所作にも現れるんだなぁ…と改めて実感。

お弁当も毎日完食!

 

幼稚園でも自分の力で食べようとする姿勢が育っているようですラブ

 


🎒探す・戻す・考える

おもちゃ箱をガサゴソと探ることが増えてきたけいくん。
「なにかを探してる?」「やりたい遊びがあるの?」
そう感じるような様子も。

おもちゃに対する扱いも変化がありました。
以前は興味を失うとポイっと投げていたのに、この日はちゃんと元の場所に戻す姿も見られました。
「遊んだ後はお片付け」が身についてきた!?!!?キラキラ
 


🧩リハビリで見えた「意思」の芽

言語のリハビリでは、これまでとは違った様子が。
今までは全くお話にならないほど、自ら積極的に取り組むことはなかったけいくん。
途中でフラフラ席を立ってしまうこともしばしば。
もちろん声掛けでもどってくることなんてありませんでした。

この日は途中で席を立ちそうになっても「ダメよ」「まだだよ」と声をかけると、素直に座り直すことができたんですラブスター
レベルアップする音が聞こえた気がしましたアップ
 

先生からもこんな嬉しいフィードバックがありました:

  • 目がしっかり合う!

  • 正面に座り、一緒に課題に取り組みながら、見つめ合って笑い合えるようになった(共同注視+感情の共有)

  • 線を引く課題では、手を添えて一緒にやると、自分からも少し手が動いていた気がする

  • 型はめパズルも、自発的に取り組む姿があった

少しずつ、言葉にならない「意思表示」が育ってきているのかもしれません。

 


☂️レインコートのフードもOK!

帽子に続いて、レインコートのフードもすんなりかぶれていたけいくん。
感覚過敏はそれほどないタイプだけど、以前なら「やめろムキーッむかっ」とすぐ外していたから…これもまた感動ポイント🌈
 


🧸お利口さんにしてた姿に感動

リモートワーク中の私に対して、
以前はリモコンを渡してきたり「お菓子ちょうだい!」のアピールが止まらなかったけいくん。
治療2日目も空気を読んでくれていましたが…

この日もなんと…静かに、ひとりで遊んでてくれたんです😭✨

「お利口さんにしてたね、ありがとうね」と伝えると、
嬉しそうにぎゅーっと抱きついてきてくれて…ママ、泣きそうでした。

 


🦷他害のなかったけいくんが、はじめて…

一方で、少し戸惑うような出来事もありました。
幼稚園で、けいくんが先生に噛みついてしまったのです。

遊びの中で嬉しさが爆発してしまい、
感情をどう表現してよいか分からず、噛むという行動に出てしまったようです。
かみつく直前、先生と遊んでいて、いつもより興奮して大爆笑していたらしく。

「怒り」ではなく「楽しさ」からの行動だったと伺いました。

今まで他害がなかっただけに、先生にケガを負わせてしまったことが
もう本当に申し訳なく、とてもショックで…。
直接お詫びをしたいことと退園の相談、直前の遠足辞退の連絡をしました…。
 

すると園長先生は

「お子さんとコミュニケーションを取っていて何かしらの痛みを伴う行為があるのは、この年齢では想定内なんです」
「けいくんは癖で噛むタイプではありませんし、今回だけのこと。安心してください」
「〇〇幼稚園の仲間です。遠足も気兼ねなくいらしてください」

と優しい言葉をくださいました。
先生方の優しさとあたたかいご理解に、胸がいっぱいになりました。

本当に感謝してもしきれません…。

その後現在まで、再び嚙みついたという話はなく、家庭での噛みつきもありません。
他害はあってはならないことだと私自身も重く受け止めています。
先生には本当に申し訳なく、これから同じことを繰り返さないように、しっかりと見守り、声をかけていきたいと思います。
 


🌸まとめ 毎日、少しずつ、でも確かに

感覚過敏が和らぎ、自分の感情を表現しはじめ、指示を理解して動けるようになってきました。
それはまるで、止まっていた時計がゆっくりと動き出したような感覚です。

「おもちゃを投げない」
「フードをかぶれる」
「席に座り続けられる」
ほんの小さな変化のようでも、親から見るとその一歩一歩が本当に大きい。

幹細胞治療からほんの数日。
この成長の波に、私たちはただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも、けいくんと一緒に一歩ずつ、少しずつ。
ありのままを大切に、成長を見守っていきたいと思います。