この水戸の過激派の人たち、今風にいうとテロリスト、原理主義者、みたいな人ですね。

高橋多一郎、武田耕雲斎という人たちです。

まあ名前はあまり聞いたことないので、どっちでもいいんですが・・・

 

この人たちが、桜田門外の変、坂下門外の変、天狗党の乱を起こしていきます。

 

そして国が騒然としていくのです。

 

井伊直弼は天皇の勅令を返納するように諸大名に命令します。

 

また水戸穏健派、会沢正志斉、この方は、前回にも述べました、国力をつけてから外国に対峙しようと本当の意味での尊王攘夷を考えた人で、徳川斉昭の師匠でもありました。

 

この人も、勅令を返納しようと訴えました。

 

しかし、水戸の過激派は勅令の返納を阻止に入りました。彼らは、井伊大老に処刑されてしまします。上司である、徳川斉昭も当然、厳しく処罰されてしまします。

しゃあないですね部下がやったことですから。

 

これが安政の大獄の始まりです。

井伊直弼は、徳川斉昭の了解を得て、さらに過激派を討伐しようとします。

 

それを知った水戸の過激派は、井伊直弼を桜田門外で殺してしまうのです。

 

水戸では、斉昭、金沢ら穏健派が、勅令を返納することを決めるのですが、時遅しで、過激派の制御が効かなくなります。

 

そして徳川斉昭も、桜田門外の変のすぐあと、

心臓発作で死んでしまうのですね。

 

何時の時代も一部の過激派が出てきて、ことを大きくして、大きく流れが変わっていくのですね。

 

今の時代も、イスラム過激をはじめ、なんかあんまり変わっていない気がしますね。

 

このころ、全国の都市で、異人斬りが横行して

日本中テロの恐怖にさらされていくわけです。

 

今、世界中でも起こっていることです。

人間て古今東西あまり進歩していないという事ですね。

 

つづく・・・

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