メディカル誌に記事が出ていたので紹介。

 

 メトホルミン投与と認知機能低下および認知症発症との関連が前向き観察研究で

検討された。

メトホルミン服用の糖尿病患者は、メトホルミン非服用患者よりも認知機能の低下が遅く、認知症の発症リスクが低かった。

 2型糖尿病は、認知機能障害および認知症のリスク上昇と関連することが示されている。一方、疫学研究や最近のメタ解析では、メトホルミンは、認知機能障害および認知症の発生率低下と関連することが報告されている。

 

~略~

認知症ではない高齢(1037人)を対象とした前向き観察研究である。追跡期間は6年間。2年ごとに神経心理学的検査で認知機能を測定。

 研究参加者を、メトホルミン服用の糖尿病患者(DM+MF群:67例)、メトホルミン非服用の糖尿病患者(DM-noMF群:56例)、非糖尿病者(no-DM群:903例)の3群に分け比較した。

~略~

 本研究の結果は、メトホルミンの神経保護効果の可能性を支持する先行研究の結果と一致するものである、と著者らは考察で述べている。一方、本研究の限界として、脱落者のベースラインでの認知機能は、非脱落者よりも低く、脱落者には認知症のリスク因子である心疾患および脳卒中患者が多かったことから、生存者バイアスが含まれている可能性があると著者らは指摘している。

 結論として、高齢の2型糖尿病患者におけるメトホルミン投与は、認知機能低下および認知症発症の抑制と関連するといえる。ただし、メトホルミンに認知症または認知機能低下に対する保護作用があるかを検討するためには、糖尿病患者と非糖尿病の高齢者の両者でメトホルミンを対象とした無作為化比較試験を行う必要がある、と著者らは述べている。

 

途中、大きく略してありますが、興味のある方はご自身でお調べください。

 

 

 

 

 

 

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