なんとびっくりです。

 

県立の足慣らしとして受けた江戸取の適正型入試で、特待を取って気が緩み、数日後の浦和明の星では有り得ないミスを連発し、県立入試では「(江戸取や過去問に比べて)簡単過ぎたんだけど…」と言いながら、大きな配点の問題を間違え悶々とし、そして迎えた桜蔭入試。

 

前日に記したブログに書いたとおり、これまでの反省を活かして、驕りもせず、気負い過ぎることもなく、挑めたそうです。

 

終わってすぐは「過去問に近い感覚で、できることはできたつもりだけど…」という、奥歯にものが挟まったような感想でしたが、今日あらためて詳細を聞くと、こんなことを言っていました。

 

 

「過去問もさ、塾の先生に採点してもらったら、結果的に6~7割取れてたってだけで、どの年度も『できた!』って感覚はなかったんだよ。だから今回も『できた』って感覚はなくて、自信は持てなかった。」

 

「同じくらいできた感覚はあったから、自信持とうとしたけど、同じように過去問をたくさんこなしてきてる子たち相手に、その程度のじゃ…って考えたら、やっぱり持てなかったなぁ。」

 

それがイマイチ歯切れの悪かった理由のようです。

 

と書いていたら、いま娘が北斗の拳の、ケンシロウとラオウの最後の戦いのワンシーンを開いて持ってきて、

 

「あといちばん自信が持てなかった理由は、なぜか試験中、このシーンが頭から離れなかったから。」

 

今年の桜蔭中の受験者で、北斗の拳を愛読している子は間違いなく少数派でしょうが、試験中に思い出してるのはたぶん娘くらいのもんでしょう。

 

やっぱりこの試験が、最後の戦いだっていう意識があったからですかねぇ。それとも、兄を越える!という想いが、このシーンを連想させたのでしょうか。

 

…どちらでもいいけど、今後は試験中に思い出さないでくれな。


ともあれ、よく頑張ったよ。

おめでとう、娘。