もうだいぶ前の話になりますが、息子が水泳学校から帰ってきました。梅雨もちょうどいいタイミングで明けてくれたようです。

 

といっても実は、息子はほとんど泳げません。水泳も習っていなかったし、本人いわく不安もあったそうなんですが、にも関わらず、いきなりの海、しかもふんどし一丁で3日間、泳いできたようです。ぼくら親が誘っても絶対にしないでしょうね。ぼくはいつでもふんどし一丁になる心構えはしているんですが(だから誘いに乗ってこないという話もある)。
 
本当に学校が好きなんだと思います。どんどん開成色に染まってきているとでも言いましょうか。たぶん、染まれば染まるほど楽しめるんでしょうね。
だったら、とことん染まろうぜ!ということで、我が家は塾に通わせていません。
この夏休みも、勉強らしいことは学校の宿題しかしておらず、今しかできないことをどんどんやろうと言っています。すると自ずと、ゲームとマンガとアニメばかりの夏になるわけですが、それでいいんです。
 
いつか人生の壁にぶち当たったとき、そんな経験が必ず活きてきますから。大好きだった漫画や小説やゲームの登場人物たちが、本当に助けてくれるんですよ。こういう話をすると、たいがい笑われますけどね。
 
逸れすぎたので話を元に戻すと、海では日本泳法を習い、得意とは言わないまでも、沈まずに泳ぎ続けられるようになったようです。長距離を泳ぐための泳法だそうで、3日間泳ぎ通すこともできたみたいですね。さすがに帰りのバスでは全員、沈んだように眠っていたようですが。
 
そんな状態にも関わらず、帰宅後、ごく自然に文化祭の仕事のことを考えていた息子の姿を見て、『そりゃ開成出身者は優秀になるはずだわ…』と思いました。
 
 
ある意味、開成という学校は、生徒に無茶をさせる学校なのかもしれません。
 
いや、違いますね。
 
開成という学校は、生徒に“楽しく”無茶をさせる学校、なのかもしれません。