たっくすニュース

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税金の話しを中心としたコラムを掲載しております。
・内容は掲載時の法令等に準拠しており、掲載以後の改正等は反映されておりません。
・文字数の都合により詳細な説明は省略しておりますのでご了承下さい。

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たっくすニュース vol.649
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2024年8月17日

★━ 年収の壁 ━★
年収の壁とは、給与年収が一定額を超えると税金や社会保険料がかかり手取り額が減るため、超えないように年収額を調整しようとする時に生じる壁の事をいいます。
年収の壁には住民税、所得税と社会保険に関するものがあります。

■ 10月から年収の壁が動く?
https://www.gov-online.go.jp/article/202408/tv-5457.html
↑本年10月から社会保険の適用が拡大され、お勤めの企業によって年収の壁が少し下がりますので、今回は改めて各年収の壁について簡単にご紹介させて頂きます。

■ 100万円の壁
最初の年収の壁は住民税の壁です。住民税ですのでお住まいの自治体によって少し変わりますが、概ね都市部では給与年収100万円を超えると住民税がかかります。

■ 103万円の壁
次は103万円で所得税の壁…年収103万円を超えると所得税がかかります。

■ 106万円の壁
106万円は社会保険の壁です。本年9月まで従業員100人超の企業に限って設けられていたこの壁が、従業員50人超の企業に拡大されます。
正確には月額88,000円以上(年間約106万円)、1週間の労働時間20時間以上の方はパート、アルバイトでも社会保険加入対象者となり社会保険料を負担します。

■ 130万円の壁
従業員50人以下の企業に勤務している方等は106万円の壁に代わり130万円の壁があります。
年収130万円以上になると原則、家族の扶養から外れてご自身で社会保険に加入し社会保険料を負担します。

■ 150万円の壁
配偶者の配偶者特別控除が満額でなくなるのが年収150万円超からです。

■ 201万円の壁
配偶者特別控除がゼロ、つまり全くなくなるのが年収201万円超からとなります。