困るお客さんといえば、酔っ払いと思う人も多いだろう。
それはそうだが、こんな人も困る。
例1:道を知らないのに指示する人
数年前、小雨の降る朝、新橋駅から乗せた若い女性。
「虎ノ門ヒルズのほうへ。」
この、「ほうへ。」が曲者だ。嫌な予感がした。
外堀通りから愛宕下通りを左に曲がり、「虎ノ門ヒルズ手前を右折です。」と言う。
そして右折して、私:「まだいいんですか?」お客さん:「まだ直進です。」
そして虎ノ門トンネルの入り口が近づいてくる。その手前で降りるのかな?
トンネルの入り口に接近したところで、「ここを右折してください。」
私:「いや、ここは右折できないですよ。」そこは左折してトンネルに入るしかないポイントだ。
お客さん:「あそこ(虎ノ門3丁目方向)に見えてるビルに行きたいんです!雨だからビルに付けてほしいんです!」
私:「いや、ここまで来たらバックもできないし無理ですよ、どうしてもというなら左折して汐留でUターンするしかないですよ。」もうトンネルの間際まで来ているのだ。
お客さん:「じゃあここでいいです!」とふてくされて降りていった。
初めから言ってれば、虎ノ門3丁目から右折してビルに付けることができたのに、スマホの地図をあてにして素人のくせに誘導しようとするからそうなる。
たしかに地図上では右折できるように表示されているからね。
最近は、こんな人が増えてきたなぁ、とつくづく感じる。