日本臨床腫瘍学会がいよいよ来週に開催されます。
ようやく大会プログラムが公開され、どの発表を聞きに行こうかなど今から下調べをしています。
興味を引く面白そうな発表が多く、あれもこれもと今から楽しみです。
またせっかくの京都ですのでついでに観光でもしてこようかと思います。
休みを取るしわ寄せで、三連休はずっと仕事に追われていますが頑張って乗り越えたいです。

今日はお付き合いで参加した集まりで、呼吸器内科医の先生の講演がありました。
懇親会で同じテーブルだったため、ステージ4のがん患者だと自己紹介した上で色々なお話をしてきました。
最近のがん治療の進化は目覚ましく、特に肺がん治療はすぐに新しくなるため医師でも追いつくのがとても大変だとおっしゃっていました。
また、築地の某所が「がん難民」センターになってしまっているという話で盛り上がってきました。
第一線の医師の方から見ても色々と問題があるようですね。
最先端の治療を開発するという性質上仕方ないこともあるのでしょうが、もう少し何とかならないかということでした。
また、セカンドオピニオンは前の先生を否定するのはやりづらいし、「後医は名医」なので普通にやってはいるけれどできればやりたくない、などのお話も聞けました。
がんは一人一人が違う病気だそうで、標準治療はあくまで目安に過ぎず、必ずしも最良の治療とは限らないとおっしゃっていたのが印象的でした。
最近話題の殺細胞剤+免役チェックポイント阻害剤の併用療法がかなりいいという情報もいただきました。
現在尿路上皮癌では併用療法は治験段階なので、一日も早く承認されたらいいなと思いました。
その先生の見立てでは、10年もしないうちに癌では死なない時代が来るとのことでした。
思ったより早そうです。